埼玉の伐採、製材ブログ

埼玉県入間市 屋敷裏のケヤキ8本、スギ2本の買取伐採(2)

令和4年4月2、3日実施

地元入間市でのケヤキ伐採の続き記事です。

2日は三角地内の最後の伐採木となる目通り210㎝ケヤキの枝下ろしから取り掛かり、枝下ろし完了後は続けて自宅敷地内の目通り260㎝ケヤキの枝下ろしに取り掛かりました。

午前中でこれら2本の枝下ろしを完了し、午後よりジブを格納して胴木伐採位置へクレーンを移動して根元からの伐採に取り掛かりました。

これらを伐採後、目通り260㎝ケヤキのすぐ脇に立っていたスギ1本を全木吊り伐りで伐採して、ユンボで積込ができない大径伐採材をクレーンで積み込んで作業を終了しました。

3日は日曜日作業の承諾が取れていたことで実施することにしましたが、当日朝の天気予報では前日の予報と打って変わり1日中雨天となっており、クレーン手配済みのため作業せざるを得ませんでした。

機種変更で13tクレーンとなり、午前は小雨が続く中で小康状態を伺いながら自宅敷地内の目通り250cmと200㎝ケヤキの枝下ろしのみ実施しました。

昼前には雨が次第に強くなり、その直前で幸いにも2本とも枝下ろしが完了したので4日目は樹上作業をこれまでで打ち止めして、長尺材の積込をして作業を切り上げることにしました。

長尺材3本を出荷用に積み込みして、雨天のため荷崩れ防止で通常よりも荷締めを増やして強固に固縛して、狭い道路を数人で誘導して搬出しました。

全日晴天であれば4日でクレーン作業は終了しましたが、雨天中断のためもう1日クレーンを手配することになり、現段階では7日に最終日を再設定しました。

当初は期間内のうち5日間工期で見積・許可申請、近隣には挨拶済みのため問題はありませんが、早く終了した場合のクレーン代等の見積からの減額をすることができませんでした。

道路使用許可の期限である4月9日までに残りの伐採、残した太枝パルプ材等の伐採材の引取、三角地内の整地、ユンボ等の資機材引き上げて全作業を終了となります。

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伐採木(自宅敷地内)

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目通り260㎝ケヤキ枝吊り伐り①(2日)

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目通り260㎝ケヤキ枝吊り伐り②(2日)

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目通り210㎝ケヤキ2番玉胴切(2日)

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目通り260㎝ケヤキ2番玉胴切(2日)

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目通り210㎝ケヤキ元伐り(2日)

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目通り260㎝ケヤキ元伐り(2日)

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目通り260㎝ケヤキ胴木吊り倒し(2日)

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伐採材搬出(2日)

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目通り250㎝ケヤキ伐採材積込(3日)

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長尺材積込(3日)

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長尺材搬出(3日)

 

埼玉県入間市 屋敷裏のケヤキ8本、スギ2本の買取伐採(1)

令和4年3月31日、4月1日実施

地元入間市にお住まいのお客様より、自宅敷地裏等にある目通り260㎝、250㎝2本、230㎝、210㎝、200㎝、190㎝、160㎝の各ケヤキ計8本、スギ2本の伐採の依頼がありました。

目通り260㎝、250㎝、200㎝の各ケヤキ3本とスギ1本が自宅敷地内、細い市道を挟んだ依頼人様の三角地に残りのケヤキ5本とスギ1本が立っていました。

市道の上がケヤキのトンネルとなるように枝が広がっていましたが、通行人より落下枝や折れて垂れ下がっている枝があると度々忠告と受けたり、市役所へ通報が行ったりと立木の管理に悩まされていました。

決定的な伐採理由としてすぐ裏に建売住宅が現在建築中で、今後落葉による直接的なクレームが発生することを想定して伐採せざるを得ないとの結論に至ったとのことでした。

地元の方なので当社のことをご存じであり、また以前当社で施工した小平市のお客様とご親戚であることから当社へご指名いただき、この度施工することになりました。

今回の伐採木は大木クラスではありませんが、量がまとまっていることや長材が採れてそれらを搬出可能であることで目通り230㎝以上のケヤキを買取させていただき伐採費用を低減しました。

作業には道路使用許可による全面通行止め実施に係る費用増や、ケヤキが竹藪内の若木ということで買取に対するデメリットもありましたが、当社から近いことでその分は相殺することができました。

ご依頼をいただいた時点での施工時期見込みはすでに4月初旬となり、依頼人様も伐採木を材とすることをご存じであることから当初は秋の施工でも良いとのことでした。

立地条件が丘陵地帯の北斜面の沢の上という場所で、比較的寒い場所となるため4月初旬でも水の吸い上げが遅いと見込んで今シーズン内の施工を予定していました。

依頼人様敷地内ではクレーンを設置したり枝払いしたりすることができないため、自宅敷地と三角地の間を通っている細い市道を全面通行止めにして伐採することにしました。

伐採枝等の不要材は全て三角地内に残置しても良いことになっており、依頼人様が伐採した竹等の残材がケヤキ周辺に大量に積み上げられていたので、集積移動処理のためにユンボも搬入しました。

3月最終週より着工予定で事前に道路使用許可の申請及び周辺への注意喚起を行い、伐採には全日程でミニラフターを手配し、31日朝より12tクレーンを搬入して作業を開始しました。

伐採に取り掛かる前に発生材置場確保のために三角地内の竹を移動したところ、ケヤキの根回りに盛土されていることが判明し、材長確保のためユンボで根回りを掘りました。

当初の地盤高より多いところで50㎝以上掘り下げられたので、材も6m材がかなり余裕を持って採ることができたり、当初5m台想定の材でも6m材を採ることが可能でした。

ケヤキは一度も枝下ろしをしていない野木のため樹高が高く、枝下ろし時にはクレーンはジブ2段拡張して作業し、午後の幹伐採時にはジブを格納して路上作業のためクレーンは乗って帰るというサイクルになりました。

31日は三角地内の目通り250㎝と160㎝ケヤキを伐採し、スギの梢端のみを伐り下ろして作業を終了しました。

初日に伐採した三角地内の目通り250㎝ケヤキの伐採材が今回伐採するケヤキの中で一番良いもので、根回りを掘り下げたお陰で7mに近い6m台の材を確保できました。

1日は初日に伐り残したスギを根元から伐採し、その後は三角地内の目通り190㎝と230㎝を伐採し、帰り荷で原木専用運搬車に太枝パルプ材を満載で搬出しました。

目通り230㎝ケヤキの伐採材は当初5m台となる予定でしたが、根元を掘り下げたことで6m材を確保することができました。

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伐採木(三角地内)

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目通り250㎝ケヤキ枝吊り伐り(31日)

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目通り160㎝ケヤキ枝吊り伐り(31日)

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枝処理作業(31日)

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目通り250㎝ケヤキ太枝胴切(31日)

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目通り250㎝ケヤキ元伐り(31日)

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目通り250㎝ケヤキ胴木吊り倒し(31日)

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目通り230㎝ケヤキ枝吊り伐り(1日)

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目通り230㎝ケヤキ太枝吊り伐り(1日)

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目通り230㎝ケヤキ太枝胴切(1日)

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目通り230㎝ケヤキ元伐り(1日)

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目通り230㎝ケヤキ胴木吊り倒し(1日)

 

埼玉県富士見市 屋敷内のケヤキ大木の買取伐採(2)

令和4年3月17日実施

富士見市でのケヤキ大木伐採の続き記事です。

昨日までに胴木以外の伐採及び搬出を完了し、本日は残すところ長さ約10mとなっている幹を伐採して搬出するのみとなりました。

配車の都合上クレーンを同機種別車に入れ替え、母屋脇には胴木を積載できるトラックを搬入できないため、搬出時の補機としてもう1台13tクレーンを中庭に搬入して作業を開始しました。

クレーンを各機作業位置に設置し、2番玉を胴切して続けて元木の伐採に取り掛かり、10時までに胴木の伐採を終了しました。

休憩後はクレーンを2台使用して中庭へ伐採材の搬出を開始し、昼までに2番玉と元木の搬出を完了しました。

特に元木は重量物のため、少しずつ幹とクレーンを移動させながら40分かけて母屋裏から玄関前まで搬出しました。

午後一で伐採材の積込から再開し、元木の根張りが大きく原木専用運搬車に2本並べて積載できないため、各車1本ずつ積載して伐出作業を終了しました。

最後に敷板の撤収、清掃等の原状復帰を行い、14時過ぎに全ての作業を終了しました。

作業後、依頼人様より何か記念になるものを欲しいとのことで、昨日伐採した3番玉伐採材から板を賃挽して返却することになりました。

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2番玉胴切

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元伐り

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元木吊り倒し

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2番玉搬出①

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2番玉搬出②

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元木搬出①

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元木搬出②

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元木搬出③

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元木搬出④

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元木搬出完了

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2番玉伐採材積込

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元木伐採材積込

 

埼玉県富士見市 屋敷内のケヤキ大木の買取伐採(1)

令和4年3月15、16日実施

富士見市の土木会社様より、同市内にお住まいのお客様の自宅屋敷裏にある目通り380㎝のケヤキ大木の伐採の依頼がありました。

以前の落下枝による母屋の屋根破損や大量の落葉による悩み、境界外に幹自体が大きくはみ出していることから伐採したいとのことでした。

20年程前に一度枝下ろしをしたことにより施工後数年間はよかったものの、時間が経つにつれてかえって枝が増えてしまい、建物があって簡単に伐採することができない状況になっていました。

また、以前は依頼人様の敷地内で収まっていたものが、肥大生長により現在では根元が裏の土地へ大きく越境してしまい、同時に根元にあった境界杭も行方不明になっているとのことでした。

伐採後は抜根し、測量して境界画定と境界杭の新規打設を実施するとのことで、まずは伐採してから工事を進めていくとのことでした。

当初は2020年梅雨時期にご依頼をいただき、同年11月に実施予定でしたが依頼人様の諸事情により着工前に突然の延期となり、先月に再度計画が持ち上がりました。

伐採時期の関係やケヤキ相場の不透明さから3月一杯までの期間指定条件で再度正式にご依頼をいただき、2020年時よりケヤキ買取値引額が下がってしまいましたが着工することになりました。

街道から中庭へ通じる常口通路は当社の原木運搬車が進入可能な舗装路となっており、中庭と更地部を合わせるとかなり広い作業スペースを確保できていました。

しかしながら、ケヤキは母屋と納屋の間の狭い通路を入った敷地奥の母屋の脇に立っていました。

母屋と納屋は軒先と同じ高さの複数の電線で繋がっており、その間は狭くて大型のクレーンを搬入することができず、ミニラフターや2tダンプが通過することが一杯な状況となっていました。

中庭に25tクレーンを搬入したとしても枝しか吊り伐ることができず、巨木クラスに近いこの大木伐採には非常に非力ながらもミニラフターしか使用することができませんでした。

ミニラフターでは長材で伐出することができず、中庭へは大型ロング車も進入できないため、出来なりで伐採して搬出せざるを得ませんでした。

作業工程は大まかに枝下ろしで1日、太枝~根元伐採で1日、胴木搬出で1日と概ね3日の工期を要するため、伐採費用の方が買取額を圧倒的に上回っている状況でした。

伐採には13tクレーンを搬入し、初日の最初は中庭にクレーンを設置してジブ2段拡張してから可能な範囲で枝を伐り下ろし、その後は母屋脇へクレーンを移動して残りの枝を伐り下ろしました。

初日で萌芽枝等の細枝全てと一部の太枝を伐採して、細枝は現地でチップ化した上でダンプへ積み込み、太めの萌芽枝は薪材として確保しました。

2日目は初日に残した太枝の伐採と、それら伐採材の積込搬出をしました。午前で太枝処理の作業が終了し、胴木伐採時のフォーメーションと異なるため2番玉を胴切せずに午前で2日目の作業を終了しました。

翌日の最終日は13tクレーン及びオペレーターを入れ替え、さらに補機として13tクレーンもう1台を手配して胴木伐出を行います。

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伐採木

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伐採木(中庭より)

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太枝吊り伐り

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細枝粉砕積込作業

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梢端萌芽枝吊り伐り

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萌芽枝吊り伐り

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細枝薪材

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太枝吊り伐り

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3番玉胴切

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太枝等伐採材積込

 

東京都福生市 屋敷内のケヤキ、コナラの枝下ろし

令和4年2月23、24日実施

青梅市の造園業者様より、福生市内にお住まいのお客様の屋敷内にあるケヤキ1株3本とコナラ1本の強剪定のご依頼がありました。

太い枝が隣家や隣接する玉川上水の上に大きく伸びていること、特にケヤキにはアオサギがいくつも営巣して朝方に鳴き声がうるさいとのことで対処したいとのことでした。

対象木は依頼人様の屋敷内からは一番離れた屋敷林林縁に立っており、枝の多くは玉川上水の上に伸びていて伐り落とすことが難しく、吊るし切りしても密生した屋敷林内へ枝を引きずり込むことも難しい状況でした。

枝は当初処分することになっていたため、トラックが横付けできる場所まで搬出する必要があったので林内に放置したり、ましてや玉川上水内に落下した小枝も放置することができませんでした。

玉川上水対岸に丁度運送会社様の駐車場があったので、依頼人様が地主様と運送会社様に交渉の上で使用が可能となり、クレーンの使用と枝処理場所の確保が可能となりました。

砂利敷の駐車場は非常に地盤が固く、大型クレーンも大掛かりな養生が必要なしに進入と設置が可能で、作業場所としては条件の良い場所をお借りすることができました。

枝下ろしのため他の現場との都合を縫って可能な限り優先し、当初は3月中の施工予定のところ他現場の予定が前後したため、予定を入れ替えて2月下旬に取り掛かる見込みが立ちました。

作業には25tクレーンを搬入してアウトリガー下のみ敷鉄板等を当社で用意し、作業半径が常に30m前後ためクレーン設置と同時にジブ2段拡張して作業を開始しました。

枝は当初全て搬出処分することになっていましたが、依頼人様敷地内の枝捨て場に数台は置けるようになっていたので、細枝はダンプで運搬して太枝は薪材として帰り荷で引き取ることにしました。

23日はケヤキを午前中で枝下ろしを完了し、午後はコナラ半面の枝下ろしを実施し、コナラの残り半面は作業半径外となったので初日の作業はここで終了しました。

24日はクレーンが届かないコナラの枝を起こして引き上げ、時間を掛けて吊り出して10時までに所定の作業を終了しました。

残った時間にクレーンの届く範囲で、対象木周辺のシデの枝下ろしも追加依頼されていたのでそれらも施工し、初日同様に細枝は枝捨て場へ運搬して太枝は当社で引き取りました。

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伐採木

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ケヤキ枝吊り伐り

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ケヤキ枝吊り伐り

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コナラ枝吊り伐り

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細枝処理

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太枝薪材

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太枝伐採材

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施工後

 

埼玉県富士見市 屋敷内のケヤキ大木等5本の伐採及び剪定

令和4年2月7、8日実施

富士見市の造園業者様より、同市内にお住まいのお客様の屋敷内にある目通り335㎝のケヤキ大木、カシ中径木2本の伐採及びケヤキとコナラ中径木各1本の剪定の依頼がありました。

以前より強剪定等の手入れをして残していましたが、この度はケヤキ大木とカシ2本は根元から伐採し、ケヤキとコナラ中径木は樹高を多少低くして残したいとのことでした。

昨年12月にご依頼をいただき、2月の立春以降すぐに施工して欲しいとのご希望で、2日間の連続日程で1月初旬の段階で最速の7、8日で設定させていただいておりました。

以前に強剪定を施工した業者様と元請けの造園業者様との相見積であったそうで、使用機材面や伐採材処分面でこちら側が有利であると思われ、元請けの造園業者様が作業を受注しました。

当社が伐採して伐採材も全て当社で引き取り、枝葉等の搬出処分は造園業者様が担当することで2日工期での予定となりました。

伐採するケヤキは枝下6mで目通り3m超えの大木でしたが、大木クラスでは樹齢が若いことと、根元から4m弱の位置に以前に枝が折れたと思われるキズと腐食が入っていることで無償引取となりました。

現場に続く道路は狭いものの、依頼人様の常口や敷地内の通路がクレーンや原木専用運搬車を搬入するには可能な広さを確保できていたので、伐出は比較的容易な環境となっていました。

敷地内の畑へ続く私道も鉄筋入りコンクリート造りとなっており、私道周囲は畑にも関わらず地盤が固く、通路共に大掛かりな敷板養生が必要ありませんでした。

少量の敷板を当社で持ち込み、7日朝より13tクレーンを搬入して畑北側のカシ2本の伐採から取り掛かりました。

初日はカシ2本の伐採、ケヤキとコナラ中径木の剪定、ケヤキ大木の枝下ろしとそれら全ての伐採材の搬出を完了しました。

枝葉は造園業者様がユンボでダンプへ積み込んで近場の処分場へピストン輸送し、主に太枝の伐採材は当社の原木専用運搬車に全て積み込んで帰り荷として搬出しました。

2日目はケヤキ大木の残した太枝1本からの伐採から再開し、10時前までには根元までの伐採を完了しました。

午前のうちに伐採材の積込と、初日に依頼されていた芯止めしたケヤキとコナラの木口にコーティング剤を塗布し、昼までに当社所定の作業は終了しました。

最終確認後、午後一で当社は現場より撤収し、ケヤキ伐採材の荷下ろしのためクレーンも当社まで同行しました。

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伐採木

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太枝吊り伐り①

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太枝吊り伐り②

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初日伐採材

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太枝胴切

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2番玉胴切

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元伐り

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元木吊り倒し

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元木伐採材

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伐採材積込

今年に入り、シーズン残りまでは山林伐採等が比較的大きなウェイトを占めているため、施工事例の更新頻度は例年より低くなります。

東京都日野市 アパート建て替え現場脇のケヤキ等の伐採

令和3年12月30日実施

大手住宅メーカーの担当者様より、日野市内で工事中のアパート建て替え現場の隣地にある目通り280㎝のケヤキの伐採の依頼がありました。

路地からさらに奥まった立地にアパートを建て替えするにあたり、ケヤキ等の枝が隣地より越境していることや、今後さらに生長して落葉が現状より酷くなることを想定し伐採したいとのことでした。

ケヤキの所有者は隣地の他人様で、立木は車両等が一切接近できない細長い土地の母屋の裏のさらに奥にあって、従来であれば根元からの伐採ができず枝下ろしのみで所有者様と近隣住民様は半ば困っておりました。

この度、立木の隣地にあるアパートを建て替えるために古いアパートを解体し、新築するまでの短期間であれば重機等を立木に接近することができるため、アパートの関係者様側でこの伐採計画が持ち上がりました。

アパートのオーナー様も立木があると落葉や枝の問題が後々発生してくることを承知しており、この機会に綺麗さっぱり解決したいとのことでした。

関係者様等で予算の都合からケヤキ以外の小・中木は所有者様側で対処しておくとのことで、このケヤキに限っては最悪枝下ろしのみでもと当社へご依頼いただきました。

極力費用の掛からない方法での対処をご希望でしたが、当社では1日の作業内であれば枝下ろしのみでも根元からの伐採でも費用は同額提示でしたので、もちろんのこと根元からの伐採となりました。

最終的な解体・整地工事が終了し今月下旬に伐採のゴーサインが出ましたが、年明けでは当社の予定やクレーンの都合ですぐの着工が難しい可能性があったので、本来は休業の予定を変更して年末で着工しました。

整地後すぐのため地盤不安定を想定して敷板も用意してアパート跡地に13tクレーンを搬入し、朝より作業に取り掛かりました。

担当者様には整地工事の際に重機で可能な限り入念な転圧をお願いしており、このため十分に締固められたおかげで配管の埋設箇所のみ敷板で養生してクレーンが進入可能でした。

伐採発生材は全てケヤキ所有者様側の敷地内へ送り込んで残置することが可能でしたが、幹等の太材は当社で無償で引き取り、それ以外の枝葉等は残置することにしました。

アパート跡地は全面使用することが可能で、吊り下ろした材も空いているところに適宜荷下ろしすること可能であったので10時過ぎまでにはケヤキの枝下ろしが完了しました。

作業がハイペースで進んでいたので、隣地側にまだ残っていた簡単に伐採可能なエノキ2本、カシ、マツの中木計4本の伐採を追加費用無しで提案しました。

アパート側に今後完全に越境してくる立木が全て無くなることで関係者様全員大変喜ばれ、その代わり残置する枝葉が多くなってアパートに近い位置へ置くことを了承していただきました。

午前にケヤキ、エノキ1本、マツの伐採を完了し、午後はもう1本のエノキとカシを伐採して伐採材を積み込んで作業を終了しました。

ケヤキは枝下高が2m少々と低く、幹全体で約6mであったので現場では造材せず長材のまま積み込み、当社貯木場で荷下ろしした際に元木を2m材に造材しました。

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伐採木

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枝吊り伐り

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太枝吊り伐り

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太枝吊り下ろし

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元伐り

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胴木吊り倒し

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伐採材

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施工後

 

埼玉県志木市 屋敷内のメタセコイア大木、アオギリの伐採

令和3年12月25、26日実施

志木市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り300㎝のメタセコイア大木の伐採の依頼がありました。

大きくなってしまったことや落葉が多いこと、木のすぐ裏側に新しい道路が開通することから万が一のことを想定して伐採したいとのことでした。

メタセコイアは綺麗に手入れされた庭の奥にあって、依頼人様敷地内からは木のすぐ近くに車両を横付けすることができず、道路工事現場側からはかなり近付ける状況にあって作業的にはこちらの方が容易な状況でした。

工事現場側からは作業できないとのことで依頼人様敷地内より作業する必要があり、伐採木とクレーンとの距離が離れることも致し方ありませんでした。

依頼人様敷地内に25tクレーンは搬入できないものの16tクラスであれば搬入可能であったので、可能な範囲で幹を伐採することとして母屋裏のアオギリの伐採やソメイヨシノの枝剪定も同時に依頼されました。

メタセコイア以外の作業も依頼されたことでクレーン作業が1日では終了しないことを想定し、2日間での作業として着工することになりました。

今月中旬にご依頼をいただき、可能な限り年内完工をご希望されておりましたのでクレーン屋さんとの協議の結果、12月最終土日での作業で3者合意しました。

クレーン屋さんの都合により、平日のほかに12月の週末は18日の土曜日を除いて全てクレーン伐採となりました。

25日朝より16tクレーンを搬入し、雨上がりであったので急遽敷板を持参して常口通路から外れたクレーン作業位置周辺に敷板を敷いてクレーンを設置しました。

クレーンと各伐採木とは約20mも離れ、さらにメタセコイアは樹高25mもあるのでジブを拡張して梢端伐採に何とか対応しました。

伐採材は植木と植木との間の狭い通路上へ下ろす必要があったので、枝張りの小さい梢端部を伐り下ろした後は枝を1本ずつ吊り下ろしました。

枝は敷地奥の窪み等の空きスペースに短く伐れば残置してもよいとのことで、チップ作業等のコストを掛けずに現状で処理することになりました。

初日でメタセコイアは元木4m材残しで2番玉から上は伐採を完了し、アオギリは最後に全木吊り伐りで伐採して、当日の伐採材はすべて搬出しました。

幹等の処分に困る物に関しては引き取って活用してもらえればとのことで、メタセコイアとアオギリの幹は無償で引き取りました。

26日はメタセコイアの元木の伐採、ソメイヨシノの枝剪定、伐採枝の集積及び庭の清掃して昼までに全ての作業を完了しました。

来週は20日以降に確定、または成約した可能な限り年内工期の3現場を30日まで実施予定です。

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伐採木

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梢端吊り伐り

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横枝吊り伐り

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4番玉胴切

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2番玉胴切

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アオギリ全木吊り伐り

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初日分伐採材

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元伐り

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元木吊り倒し

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元木伐採材

 

埼玉県所沢市 屋敷内のケヤキ大木等の伐採

令和3年12月2、9、11、12日実施

所沢市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内周辺にある目通り310㎝のケヤキ大木を含むカシ、ヒノキ等の伐採の依頼がありました。

ケヤキは落葉が非常に多く、また幹の生長に伴って根がブロック塀を持ち上げてしまい、倒壊寸前となっていることから伐採したいとのことでした。

庭の端にあるケヤキ大木の他に裏庭の市道際にあるカシや小屋の脇にあるヒノキも大きくなってしまっていることで、これらも同時に伐採したいとのことでした。

また、見積の金額によっては裏の民家と接している私道沿いに立っているヒノキやカシの中木も検討したいとのことで、最終的に金額が折り合ったので敷地内の中木以上は伐採することになりました。

当初はケヤキ大木を買い取ってもらい、少しでも伐採費用が軽減されることを希望されておりましたが、根元にはサルノコシカケが2個付いていたので買取は一切できないことをご了承いただきました。

伐採発生材のうち枝はチップ化して裏庭の端に残置し、太枝や細めの幹の一部は薪として使用したいとのことでこれらも裏庭に残置し、それ以外の幹等は当社が全て無償で搬出して引き取ることになりました。

中木以上を全て伐採することで工期は4日として、11月上旬に正式にご依頼いただいた際に年内の施工をご希望されていたので12月中の着工を予定しました。

4日間全てでミニラフターの使用を予定していましたが、クレーン屋さんの都合により連続での手配が難しかったので、まずは12月2日に当社のユニック車で裏庭の伐採木のうち可能な範囲の枝落としから着工しました。

11、12日で当社専任オペレーターでクレーンの予約が取れていたので、この際にケヤキ大木の伐採を予定し、9日に急遽13tクレーンが手配できたので先行して枝落とし済みであった幹の伐採を実施しました。

11日の作業が3日目となったことで2日連続でケヤキ大木の伐採に取り掛かれることとなり、朝より13tクレーンを庭へ搬入して作業に取り掛かりました。

庭のアスファルト路盤が古く、敷鉄板無しでは16tクレーンの重量に耐えられないと判断したので、要所を敷板で養生してミニラフターでの作業となりました。

伐採枝は裏庭でチップ作業するため、庭と裏庭との間にある作業小屋を跨いで裏庭へ吊り下ろす必要があり、クレーンオペレーターが荷下ろし位置を目視できない状況にありました。

また、ケヤキの枝の半数近くが市道に被っていたことで監視員を増員していたので、クレーンの荷下ろし誘導等も同時に兼任していました。

細枝で多量かつ荷下ろし位置を目視できないことで1日でのクレーン作業は早々に不可と判断していたので、枝下ろしと搬出する太枝薪材の積込等で1日として、翌日にじっくりと幹の伐採をすることにしました。

常口前の道路が昔の農道のため狭く、当社の原木専用運搬車を搬入できないので小さい方の原木運搬車で伐採材を運搬せざるを得ない状況でした。

12日は幹のみの状態となっていたケヤキを伐採して搬出するだけとなっており、朝すぐに2番玉上の太枝と2番玉を胴切して吊り下ろし、この2本を積み込んで当社貯木場へ運搬しました。

その間に元木の伐採に取り掛かり、ケヤキの根がブロック塀の基礎を破壊して倒壊寸前となっており、また根張りの一部はブロック塀に食い込んいたので元伐りは困難な状況でした。

ケヤキは2面がブロック塀に囲まれていたのでチェーンソーがまともに回り込めず、1面の塀はケヤキにもたれかかっていたので伐り離し時に衝撃を与えないように対策しました。

段取り等全てにおいて時間がかかったものの無事に伐り離して吊り出し、丁度トラックが戻ってきたのでそのまま元木を積み込みました。

サルノコシカケが2個も生えていたことで予想通り根元は大きく腐食しており、依頼人様立ち合いの下で危険な状況であったことを説明し、同時に材としての腐食状況もご理解いただきました。

午前で所定の伐採作業は全て終了し、午後は時間が余ったいたので当初枝下ろしで悩まれていた裏庭のソメイヨシノの枝剪定を実施し、1時間程度で終了した後は清掃等をして全作業を終了しました。

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伐採木(目通り310㎝ケヤキ)

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萌芽枝枝吊り伐り(11日)

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市道被り枝吊り伐り(11日)

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太枝薪材積込(11日)

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2番玉胴切(12日)

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2番玉等伐採材搬出(12日)

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元伐り(12日)

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元木吊り出し(12日)

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元木伐採材(12日)

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元木積込(12日)

 

東京都福生市 屋敷内のケヤキ古木大木の買取伐採

令和3年12月4、5日実施

福生市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り320㎝のケヤキ大木の伐採の依頼がありました。

数年に一度枝下ろしして大切に残してきたケヤキですが、落ち葉の清掃が大変になりつつあるので費用によっては今回は伐採も検討したいとのことでした。

枝下10m近くもある目通り300㎝超えの大木でしたので、買い取って伐採費に反映できれば根元からの伐採も視野に入れられる状況でした。

しかし、住宅街の狭い道路が続く中、大型クレーンや大型車を搬入できる条件ではなく全てが小型の機材で作業せざるを得ない現場環境となっていました。

このため、1日で伐採は可能なものの搬出が間に合わないので工期も2日となり、小型クレーン及び小型車両で伐出するために幹はそれらに応じて造材する必要もありました。

高評価となる長材で伐出することは物理的、技術的に可能でしたが、通行止め道路使用許可やクレーン2台同時使用等で費用面からもあまり現実的ではありませんでした。

また、幹も根元から約4m、約8mの位置で大きく曲がっており、長材で伐採する必要性も低い状況であったので、最小限の機材での作業で十分に対応可能であると判断しました。

曲がっていることや長材で伐出しない条件でも、材質が優良材で材積もそれなりにあったので2日分の伐採費用を相殺することはできませんでしたが、大幅に値引きした費用をご提示することが可能でした。

以前の枝下ろし時には裏口よりミニラフターが入って空師が作業していたとのことで、当社も同様にミニラフターを搬入して作業に当たることにしました。

依頼人様ではケヤキの伐採時期は材として利用することを考慮しており、葉が完全に落ちた後の冬季を想定しておりましたが、当社では落葉開始後であればいつでも可能とお伝えしておりました。

依頼人様側で庭木の手入れが毎年12月初め頃に入るとのことで、その前であれば基本的にいつでも可能とのことでしたが、当社の他方での都合やクレーンの手配から最速でこの2日間となりました。

4日の朝より裏口から13tクレーンを搬入し、荷下ろし枝払い作業スペースと4tダンプ搬入スペースを残して通路中央部にクレーンを設置しました。

現地調査時の計測により当社のどの原木運搬車両も裏口から敷地内へ搬入することが不可能であったので、4tダンプをレンタルして全ての伐採材搬出で使用することにしました。

4tダンプの搬入はさほど難しくなく進入可能であると想定していましたが、周囲の塀に全く余裕がない程に狭く苦しく、全員で誘導しなければ必ずぶつけてしまう程に例を見ない狭い状況でした。

ケヤキは幸いにも裏口より続く通路のすぐ脇に立っており、クレーンをほぼ真横に設置して作業することが可能でした。

現地調査した際は紅葉する前で葉が多く樹冠内が全く見えない状況で、当時では既存の太枝がどのような状況になっているかを把握できていませんでした。

今日である程度見渡せる状態となり、枝下ろしは萌芽枝を先行して伐り下ろさずに、太枝と一緒に付けたまま吊り伐りして吊り下ろしました。

細枝は依頼人様が処分するとのことで1m程度に切って敷地奥へ残置し、処分できない太めの枝以上は当社で無償で引き取るようにしました。

午前で枝下ろしは終了し、午後は幹全体に巻き付いた蔦を丁寧に除去して胴切位置を確定し、二又上の太枝2本を伐り下ろして幹だけの状態にしました。

現地調査時には根元から枝下まで幹には蔦がびっしり付いており、樹皮と樹幹の状態が全く分からない状況でしたが、ここで剥がしたところ古木優良材であることが判明しました。

3番玉を胴切した時点で非常に柔らかい材で、木口を見ると蔦を剥がした時点で予想した材が見えました。

続いて2番玉も胴切し、3番玉よりもさらに良い材が見えたところで初日の伐採を終了し、3番玉と太枝を4tダンプに積み込んで搬出し作業を終了しました。

当初は枝下10mと思われていましたが、着工前に樹冠内を見たところ最初の枝より上に2m程まだ幹が続いており、最終的に幹は12mもあることや樹齢200年クラスであることも判明しました。

そのため想定の重量と材積が増えたことで当初の造材胴切位置が変更となり、短幹材はそれぞれ4mでの伐採となりました。

2日目は朝すぐに、昨日伐採済みの2番玉と残っていた太枝伐採材を積み込んで当社貯木場まで搬出し、ダンプが戻って来るまでに元木の伐採に取り掛かりました。

元木の伐採が完了し、根張り除去等の造材やワイヤ掛け替え等しているうちにダンプが戻り、そのまま積み込んで午前の早いうちに全ての搬出作業が終了しました。

午後一番でダンプとクレーンを裏口から搬出し、通路の清掃や敷板等の撤去積込を行って全ての作業を完了しました。

現地調査時の蔦と樹冠の繁茂状況から想定よりも伐採材の質が良い上に材積が大きく採れ、珍しく元木に穴や腐れも無い無傷であったため買取値引額を増額させていただきました。

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伐採木

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太枝吊り伐り(4日)

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又上太枝吊り伐り(4日)

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3番玉胴切(4日)

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2番玉胴切(4日)

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3番玉伐採材積込(4日)

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2番玉伐採材積込(5日)

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元伐り(5日)

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元木吊り出し(5日)

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元木吊り倒し(5日)

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元木伐採材積込(5日)

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裏口搬出(5日)