平成23年3月18日実施
地元入間市の近所にお住まいお客様より、茶畑にあるケヤキが枯れてしまったとのことで伐採の依頼がありました。
以前、時期の良い時に当社で枝下ろしをしたケヤキでしたが運悪く枯れてしまいました。
近所のお客様で枝の処分が少なく、質の良いケヤキであったので当社で木を買い上げて伐採することになりました。
同時期に、寺院の鐘楼補修のために乾燥したケヤキ6m材の注文が入っていました。
このケヤキが注文材を製材するのにちょうど適合する材で、依頼主様にその旨を伝えて早急に伐採させていただきました。
クレーンで吊りながら伐ればすぐに終わってしまう現場ですが、家の脇の細い農道の奥に木が立っているので大型重機が入りません。
しかも、このケヤキは6m材を製材するためにその長さで造材して搬出しなければなりませんでした。
伐採作業は枝がほとんど無いので、まずは胴木をチルホールで曳いて茶畑の中に伐り倒しました。
農道より一段高い茶畑の中に材が倒れており、6mに伐っているので重量が4t近くあると想定していました。
そこで、当社から6tと4.5tフォークリフトを回送し、まずは農道の脇まで材を曳き出して最後は2台でケヤキの両端を吊りながら畑の奥から搬出しました。
伐採後、当社工場へ運搬して注文材の製材をしました。現在、そのケヤキは埼玉県上尾市の寺院の鐘楼に組み込まれています。