令和4年3月31日、4月1日実施
地元入間市にお住まいのお客様より、自宅敷地裏等にある目通り260㎝、250㎝2本、230㎝、210㎝、200㎝、190㎝、160㎝の各ケヤキ計8本、スギ2本の伐採の依頼がありました。
目通り260㎝、250㎝、200㎝の各ケヤキ3本とスギ1本が自宅敷地内、細い市道を挟んだ依頼人様の三角地に残りのケヤキ5本とスギ1本が立っていました。
市道の上がケヤキのトンネルとなるように枝が広がっていましたが、通行人より落下枝や折れて垂れ下がっている枝があると度々忠告と受けたり、市役所へ通報が行ったりと立木の管理に悩まされていました。
決定的な伐採理由としてすぐ裏に建売住宅が現在建築中で、今後落葉による直接的なクレームが発生することを想定して伐採せざるを得ないとの結論に至ったとのことでした。
地元の方なので当社のことをご存じであり、また以前当社で施工した小平市のお客様とご親戚であることから当社へご指名いただき、この度施工することになりました。
今回の伐採木は大木クラスではありませんが、量がまとまっていることや長材が採れてそれらを搬出可能であることで目通り230㎝以上のケヤキを買取させていただき伐採費用を低減しました。
作業には道路使用許可による全面通行止め実施に係る費用増や、ケヤキが竹藪内の若木ということで買取に対するデメリットもありましたが、当社から近いことでその分は相殺することができました。
ご依頼をいただいた時点での施工時期見込みはすでに4月初旬となり、依頼人様も伐採木を材とすることをご存じであることから当初は秋の施工でも良いとのことでした。
立地条件が丘陵地帯の北斜面の沢の上という場所で、比較的寒い場所となるため4月初旬でも水の吸い上げが遅いと見込んで今シーズン内の施工を予定していました。
依頼人様敷地内ではクレーンを設置したり枝払いしたりすることができないため、自宅敷地と三角地の間を通っている細い市道を全面通行止めにして伐採することにしました。
伐採枝等の不要材は全て三角地内に残置しても良いことになっており、依頼人様が伐採した竹等の残材がケヤキ周辺に大量に積み上げられていたので、集積移動処理のためにユンボも搬入しました。
3月最終週より着工予定で事前に道路使用許可の申請及び周辺への注意喚起を行い、伐採には全日程でミニラフターを手配し、31日朝より12tクレーンを搬入して作業を開始しました。
伐採に取り掛かる前に発生材置場確保のために三角地内の竹を移動したところ、ケヤキの根回りに盛土されていることが判明し、材長確保のためユンボで根回りを掘りました。
当初の地盤高より多いところで50㎝以上掘り下げられたので、材も6m材がかなり余裕を持って採ることができたり、当初5m台想定の材でも6m材を採ることが可能でした。
ケヤキは一度も枝下ろしをしていない野木のため樹高が高く、枝下ろし時にはクレーンはジブ2段拡張して作業し、午後の幹伐採時にはジブを格納して路上作業のためクレーンは乗って帰るというサイクルになりました。
31日は三角地内の目通り250㎝と160㎝ケヤキを伐採し、スギの梢端のみを伐り下ろして作業を終了しました。
初日に伐採した三角地内の目通り250㎝ケヤキの伐採材が今回伐採するケヤキの中で一番良いもので、根回りを掘り下げたお陰で7mに近い6m台の材を確保できました。
1日は初日に伐り残したスギを根元から伐採し、その後は三角地内の目通り190㎝と230㎝を伐採し、帰り荷で原木専用運搬車に太枝パルプ材を満載で搬出しました。
目通り230㎝ケヤキの伐採材は当初5m台となる予定でしたが、根元を掘り下げたことで6m材を確保することができました。
伐採木(三角地内)
目通り250㎝ケヤキ枝吊り伐り(31日)
目通り160㎝ケヤキ枝吊り伐り(31日)
枝処理作業(31日)
目通り250㎝ケヤキ太枝胴切(31日)
目通り250㎝ケヤキ元伐り(31日)
目通り250㎝ケヤキ胴木吊り倒し(31日)
目通り230㎝ケヤキ枝吊り伐り(1日)
目通り230㎝ケヤキ太枝吊り伐り(1日)
目通り230㎝ケヤキ太枝胴切(1日)
目通り230㎝ケヤキ元伐り(1日)
目通り230㎝ケヤキ胴木吊り倒し(1日)