2023年10月

埼玉県狭山市 工場隣接山林の林縁支障樹木の伐採

令和5年10月21、22、29日実施

以前より当社で伐採をさせていただいている狭山市にお住まいのお客様より、貸工場と2つの工場駐車場に隣接している山林林縁樹木の伐採の依頼がありました。

山林林縁の樹木が大きくなってしまい、工場や駐車場側に枝がせり出していて、工場側からのクレームにより対処せざるを得ない状況となっていました。

特に目通り260㎝のカシと目通り190㎝のエノキが工場側として問題となっており、依頼人様側として林縁の細い針葉樹が倒木の可能性があるとのことで、今回の作業で可能な限り伐採したいとのことでした。

伐採にはクレーンを使用し、駐車場内や工場敷地内、道路上で作業する都合上、施工日は土日に限られていました。

まずは3日分のクレーン作業で可能な範囲を伐採するということでご依頼をいただき、可能な限り落葉前の10月中の完工をご希望されていました。

竹や小径木類等依頼人様でも対処可能な樹木は事前または事後に伐採することのことで、当社の伐採基準は中高木以上または伐倒不可樹木を優先となっていました。

伐採には3日間とも13tクレーンを使用し、初日21日は南側駐車場隣接のムク、ヒノキ類の伐採と目通り260㎝カシの枝下ろしを実施しました。

22日は工場隣接の目通り190㎝エノキの枝下ろしと道路沿いの針葉樹類の伐採を実施し、一週間作業が空くため駐車場を一旦現状復帰しました。

29日は先週までに枝下ろしを完了しているカシ、エノキの太枝・幹伐採、南側駐車場隣接のヒノキ等と北側駐車場隣接の駐車場側へ伐倒可能なコナラとムクの中・大径木を伐採しました。

3日間とも枝葉は依頼人様がダンプをレンタルし、当社で搬入したユンボで積み込んでご自身の置場へ自己運搬して、伐採材は当社が無償で全て引き取りました。

29日伐採分については伐倒分を含む想定外の量を伐採したために原木運搬車2台で積み切れず、後日ユンボの引き上げとともにもう1台トラックを用意して引取が必要となりました。

伐採工区(工場隣接部)

目通り260㎝カシ枝下ろし(21日)

目通り260㎝カシ枝吊り伐り(21日)

目通り190㎝エノキ枝吊り伐り(22日)

目通り190㎝エノキ胴木吊り伐り(29日)

目通り260㎝カシ太枝胴切(29日)

目通り260㎝カシ元伐り(29日)

目通り260㎝カシ胴木吊り倒し(29日)

伐採材積込(29日)

施工後(工場隣接部)

 

埼玉県入間市 神社境内のイチョウ大木等3本の伐採

令和5年10月12、13日実施

地元入間市の当社より下方隣の大字自治会の役員様より、村社境内にある目通り300㎝イチョウ1本と目通り240㎝イチョウ2本の伐採の依頼がありました。

以前に他社が施工した著しい胴切により樹幹内部の空洞や根元の腐食の進行が目立ち、特に目通り300㎝イチョウの側根と樹皮消失により倒木の危険性が高くなったので伐採を決定しました。

約2年半前に同神社のサクラを当社で伐採した際にはすでに現在とほぼ同等の痛み具合であったことから、倒木の危険性を当時の役員様には当社から忠告していました。

今回神社のほか、同大字の寺院境内の竹林間引き整備とソメイヨシノ2本の伐採も7月の段階で同時にご依頼を受けており、両者秋以降の実施を承諾いただいて寺院側の作業は10月上旬に完了していました。

神社側については10月1週目の週末が祭典実施と、それと同時に管轄宮司によるお祓い実施により着工は2週目以降との指定がありました。

神社境内の伐採作業は1日で完工する量でしたが、枝取り作業とクレーン作業が別段取りとなるため、入間市内で受注していた団地の街路樹伐採作業と同時並行で作業することになりました。

12日午前に着工し、当社のユニック車で先行して枝を伐り落して幹のみの状態にして、枝葉はチップ化して搬出しました。

13日は午前に13tクレーンを搬入し、残った幹のみを伐採して終了しました。

神社から当社貯木場までは2~3分の距離のため、幹は造材等せずに伐採後1本ずつ積み込んで搬出しました。

社殿脇の2本は雑踏や車両の出入りの影響で根元の腐食と上からの腐食で材としてはほぼ使えない状況でしたが、社殿前のイチョウは上からの腐食のみで根元はほぼ無傷のため一部は再利用可能な状況でした。

激しい腐食状態でも幹として形が残る状態であったので、幹部分は無償で引き取りました。

伐採木

目通り300㎝イチョウ枝切り

枝葉粉砕積込

社殿前目通り240㎝イチョウ枝切り

目通り300㎝イチョウ元伐り

目通り300㎝イチョウ胴木吊り出し

社殿脇目通り240㎝イチョウ吊り倒し

社殿前目通り240㎝イチョウ元伐り

社殿前目通り240㎝イチョウ胴木積込

施工後

寺院竹林整備 10月3日実施

 

 

 

埼玉県入間市 屋敷裏山林のナラ枯れ枯損樹木の伐採

令和5年10月5日実施

地元入間市の当社と同じ地域で営業している植木屋さんより、近所にお住まいの旧家のお客様から屋敷裏周辺のナラが複数枯れてしまったため伐採の依頼がありました。

今現在猛威を振るうナラ枯れ病に罹って今年夏に枯れてしまい、落下枝や倒木の際に一番危険な納屋と隣家に隣接する枯れ木を先に伐採したいとのことでした。

8月上旬にご依頼をいただいていましたが、当社の方針により夏季の特殊系伐採作業は全作業員の安全確保のため基本的に見合わせているので、秋以降の着工でご了解をいただいていました。

伐採発生材は林内に残置してもよいことになっており人力でも伐採可能でしたが、その際には伐採木周囲の竹や薮を除去する必要があるため2日以上はかかる見込みでした。

周囲の道路幅等を計測の結果、幸いにもクレーンが使用できる状況であったので、ギリギリにも25tクレーンを搬入して1日で可能な範囲を伐採することになりました。

依頼人様の一番のネックとなっていた敷地南側の隣家に隣接するコナラは作業開始1時間で枝下ろしを終了し、続けてご依頼いただいていた納屋裏の1本も1時間足らずで枝下ろしを終了しました。

万が一の倒木の際に納屋へ影響のある枯れ木を可能な限り伐って欲しいとのことで、2本目の裏にあるもう1本のコナラにも手を付け、昼までにその枝下ろしも終了しました。

午後は枝下ろしをした3本の幹を林内へ伐倒し、樹冠下の伐採跡地に伐採枝等を置くために支障となる幹は搬出しました。

枝は束ねてクレーンで林内へ戻し、幹と太枝伐採材は林内へ戻さずに当社で無償で引き取り搬出しました。

当初の予定以上に伐採したために幹伐採材が積み切れなかったので、後日使用した敷鉄板の引き上げと同時にそれらを搬出して今回の処置は一旦終了となる見込みです。

伐採木周辺

クレーン搬入

南側枯れナラ枝下ろし

南側枯れナラ枝吊り伐り

納屋裏枯れナラ枝下ろし

納屋裏枯れナラ枝吊り伐り

納屋奥枯れナラ枝吊り伐り

伐採材吊り出し

太枝等伐採材

施工後