施工事例

埼玉県入間市 当社製材工場隣の牧場周辺(丘上)のコナラ等の伐採

令和6年4月18日実施

当社製材工場隣の伐採の続き記事です。

4月上旬に丘下のクヌギ等を伐採した続きの作業で、今回は丘上の牛舎と大字の集団墓地との間にあるコナラ3本、ヤマザクラ1本、ミズキ1本、トウカエデ1本がメインの作業となりました。

ヤマザクラは数年前より樹勢が弱って半枯れ状態となり、コナラ3本はまだ枯れてはいないもののカシノナガキクイムシの侵入が確認され、他2本は牛舎へ傾いて立っているため伐採することになりました。

ヤマザクラの隣に立っていたコナラが数年前に枯れて倒木し、運よく墓地と牛舎の間に倒れた経験から近い将来に墓地へ影響のある立木は対策したいとのことでした。

伐採には牛舎前からの遠距離クレーン作業となるため25tクレーンを搬入し、以前伐採で50tクレーンが無養生で進入しているので今回も十分無養生での作業が可能でした。

概ね午前中で牛舎脇の所定の作業を終了し、午後は伐採材の集積をしたのちに牛舎北側の丘上で異常のあるクヌギ等の伐採に取り掛かりました。

クヌギ中径木5本のうち3本が既にナラ枯れ病で枯れ、2本に激しい虫食いが見られたので倒木の際には牛舎引き込みの電線に影響が出るため、コナラ1本も含め6本を夕方までに伐採しました。

枝葉は作業場所から少し離れた丘上の山林の中に集積するためユンボ2台で中継して運搬し、幹等の伐採材は今回も後日当社で引き取るのでトラックに積みやすい場所へ集積しました。

他のナラ類にも虫食いが散見されるものの、現段階で倒木等の際に周囲や牛舎に影響のある立木を3日間で可能な限り優先して伐採した結果、所定の2倍近い数の立木を処理しました。

今回は丘上の牛舎周辺から25tクレーンで可能な範囲ということでの作業のため、丘下側で墓地に影響している立木が伐採できなかったことや電線に被った危険木が確認されたので追加でもう1日作業することになりました。

3日間の作業の中で所定以上の危険木を伐採したことで依頼人様の意向が変わり、危険木や障害木はこの機会に可能な限り処理するという方針になっていました。

当社と依頼人様は地元の隣同士という関係上、当社としても全面協力で自社機材の無償提供で作業を進行し、次回の追加作業では当社製材工場へのクレーン搬入と作業場所も提供します。

追加作業にも25tクレーンを使用し、当社工場から墓地への支障木と電線や建物へ被っているナラ類一列を月末頃に伐採する予定です。

伐採木(牛舎脇)

コナラ枝吊り伐り

ヤマザクラ枝吊り伐り

コナラ元伐り

コナラ全幹吊り倒し

ヤマザクラ元伐り

牛舎脇施工後

牛舎脇伐採材及び北側クヌギ伐採木

北側クヌギ全幹吊り伐り

北側クヌギ全幹伐採材