平成29年4月14、15日実施
小平市のお客様より、自宅屋敷内にある目通り7尺と8尺のケヤキ2本とカシ1本の伐採の依頼がありました。
近隣からの落葉のクレームと、依頼人様の自宅を新築している最中ということもあって伐採することになりました。
最初は新築する家の前にあったケヤキ等の伐採すると言うことでお伺いしましたが、当社の着工時期と予定が合わず、他の業者が基礎工事を行う前に伐り倒したそうです。
今回伐採するケヤキ2本は周りに蔵やビニールハウスがあって伐り倒すことができず、その業者ではできないとのことでした。
当社では、今回は伐らないケヤキの枝を伐り下ろせばクレーンを搬入して伐採が可能であったので、この2本は当社で施工させていただくことになりました。
ケヤキ2本の他に、伐採木周辺にあるカシ1本の伐採やシュロ等の灌木も同時に依頼されました。
ケヤキは敷地内を流れる小川のすぐ横に立っており、根が小川の法面にも張り出していて元木に腐りか穴が出る可能性が高い状況でした。
また、目通り7尺ケヤキには元木にサルノコシカケが生えていたので、根元付近が完全に腐っていることが伐採前からわかっていました。
目通り8尺ケヤキは元木と2番玉を各5mで、目通り7尺ケヤキも概ね4m材として伐出するために16tクレーンを手配しました。
14日はまず、クレーンで作業する上で支障となる残存ケヤキ1本の枝下ろしから開始しました。
木の直下に支障物が無いので、吊り伐りではなく枝は全て伐り落としました。枝下ろし後、クレーンを所定の位置に設置して目通り8尺ケヤキから伐採を開始しました。
伐採材と発生材搬出の都合から高さ約10mまで伐り下ろして一旦終了し、カシを伐採して14日の作業を終了しました。
15日は目通り8尺ケヤキの2番玉胴切と元伐り、目通り7尺ケヤキの伐採をしました。
クレーンを再度搬入し、所定位置に設置して目通り7尺ケヤキから伐採を開始しました。
以前に枝下ろしをしていて枝が細いので、枝下ろしをせずに枝付きのまま胴切して4分割で伐採しました。
高さ約10mで伐り残した目通り8尺ケヤキは、高さ約5mで胴切して2分割で伐採しました。予想通り、2本とも元木はカステラ状に腐っていました。
最初から腐りが出ることがわかっていましたが、腐食部を捨てても使える部分は少なくはないとも予想していたので、多少ながらもケヤキは買取させていただいて作業費を値引きしました。
両日とも強風の中で作業を実施し、風にあおられながらも2日間で伐採から伐採材・発生材の搬出を完了しました。
伐採材は帰社後すぐに造材を開始し、ハンマーで叩いて元木の腐り具合を確かめて、2本とも概ね1mを切り捨ててちょうど腐りを抜くことができました。