埼玉の伐採、製材ブログ

埼玉県飯能市 屋敷裏のスギ14本、ケヤキ1本等の伐採(1)

令和6年2月18、24日実施

当社作業員2名からの要請により、飯能市内にお住まいの元林業・製材業の方の自宅裏にあるスギ14本とケヤキ1本の伐採の依頼がありました。

依頼人様と当社作業員2名関係は、1名は伐出の手伝い経験、もう1名は搬出運搬で携わっていた経験で、今回の伐採木に関しては2名だけでの作業は不可能で当社として一式で請負って欲しいとのことでした。

以前に植林したスギで母屋裏の法面上に立っており、大きくなって万が一の倒木の際に母屋へ直撃したり、または裏の市営浄水場側に倒れて迷惑を掛けたりしてしまう可能性があるので伐採したいとのことでした。

伐採木全てが母屋のすぐ裏の狭くて急な法面に立っており、法肩境界木から約2m幅の赤道を挟んで浄水場の擁壁フェンスとなっていて切り倒すスペースはありませんでした。

依頼人様の敷地は母屋の裏から法面になっており、枝や幹等の伐採発生材を残置するスペースは確保できず、そのままの状態で山積み残置や赤道へはみ出た状態は困るとのことでした。

伐採前に依頼人様が浄水場側へ車両進入等で相談したところ、市側としても伐採してもらえれば明るくなって非常に助かるとのことで、浄水場構内へ車両の進入許可をもらうことができていました。

浄水場側では土日祝日の出入りが少ない休日かつ、万が一の際の緊急車両通行路を確保すれば伐採木に隣接している主要構内道路の片側使用許可が認められました。

これによりクレーンでの伐採作業及び伐採材の搬出が可能となり、チッパーも擁壁下の赤道へ吊り下ろすことができるようになるので枝葉を粉砕して法面上に散布することも可能となりました。

作業日程は2日では厳しいと想定して3日間を予定し、当初の作業外として当社作業員が以前より手入れしていたカシやケヤキの中低木も工期内の可能な範囲で伐採することになりました。

初日の伐採にはまずは13tクレーンを搬入し、クレーン設置位置に近いスギから作業を開始しました。

狭い赤道に伐採材を吊り下ろして枝払いし、少し離れた位置で枝葉を粉砕するため初日は6人で作業に従事し、迅速な流れ作業で予定以上のスギ10本を伐採しました。

工期内に十分早く終了することが判明したためスギ周辺のカシ等中低木の伐採のほか、浄水場北側の他民家に隣接している依頼人様所有の山林のスギとサワラの伐採も可能な範囲で決定しました。

2日目はクレーンの配車上20tクレーンとなったので、自宅裏のクレーン設置位置から遠いスギとカシ中低木を優先に伐採することになりました。

3日目作業予定の13tクレーンで伐採可能なスギ等は敢えて残し、13tクレーンでは届かない位置の立木を主として伐採して2日目の作業を終了しました。

2日間ともにスギ伐採材は長材で吊り伐りできないことから全て樹上作業で適正寸法に胴切して吊り下ろし、地上では枝払いのみとなるようにして伐採材は全て素材として伐出しました。

林業家のスギであるため下部は枝打ち手入れされ、山林木のためパルプ向けとなる最低ランク材は短幹材で5本程度でしたが、建築用材となる材も少ない状況でした。

幹は搬出費用と相殺で全て無償での引取となりましたが、重機使用により廃棄や残置対象の断幹材ではなく全て再利用可能な素材としての伐出となりました。

伐採木

13tクレーン設置(18日)

スギ梢端吊り伐り(18日)

枝払い

枝葉粉砕散布

元伐り(18日)

伐採材積込(18日)

伐採材搬出(18日)

20tクレーン設置(24日)

最遠スギ梢端吊り伐り(24日)

最遠スギ2番玉胴切(24日)

伐採材搬出(24日)

 

埼玉県日高市 屋敷内のケヤキ1本の買取伐採

令和6年2月12日実施

日高市のお客様より、自宅敷地裏にある目通り240㎝のケヤキ1本の伐採の依頼がありました。

母屋裏の納屋を解体するにあたり、重機搬入等でこのケヤキが支障となり撤去したいとのことでしたが、費用を掛けずに伐採したいとのことでした。

全ての立木は最初の強剪定を業者へ依頼したあとは、そのやり方を参考にして依頼人様ご自身で定期的に枝下ろしを実施しており、伐採木も枝が少ない状況でした。

枝葉等の不要材は全て敷地内に残置してもよいこと、クレーンでの吊り伐り又は隣地に伐倒が可能なこと、材木として元木6m材が直材で確保とその搬出ができることで買取の対象に当てはまりました。

当社としても非常に伐採がしやすく、半日かからずに伐出が可能な状況となっていたので、当社の都合で施工すること条件に伐採費を全額相殺で作業することになりました。

5日の雪の影響で当社地元で大木の枝折損が発生し、その撤去と剪定にクレーンが半日少々程度必要となったので、丁度時間のタイミングが合うことで1日に2件抱き合わせで施工することになりました。

折損枝撤去の現場は追加作業が発生する可能性があったので、追加作業の発生しない当現場を朝からの作業として8時から開始して10時には全車現場から撤収し、次現場は11時より作業を開始しました。

このケヤキは数回の枝下ろしの影響により幹から萌芽枝の胴吹きが始まる兆候が伐採前より見られており、材木としての価値が下がる寸前であったことで買取しての伐採が可能なほぼ最終ラインでした。

伐採木

太枝吊り伐り①

太枝吊り伐り②

2番玉胴切

元伐り

元木吊り倒し

元木6m材積込

伐採材

 

埼玉県入間市 寺院境内のナラ枯れ1本、スギ2本の伐採

令和5年12月25日実施

地元入間市の当社所在の大字自治会の役員様より、大字寺院境内庫裏の近くにあるナラ枯れ1本とスギ2本の伐採の依頼がありました。

以前当社で枝下ろしを実施したナラの大径木がナラ枯れ病により枯れてしまい、寺院から神社へ登る参道の脇に立っていることから危険防止のため伐採することになりました。

庫裏の近くにあるスギ2本は両方とも樹幹に痛みが見られ、倒木の際は庫裏の上へほぼ確実に倒れることから数年前より当社でその危険性の忠告と伐採の勧告をしていました。

今回、20日に実施した神社の伐採と同時発注ということで地元他業者にて入札を実施し、神社と寺院の伐採の話を耳にした隣接の養豚場の相見積も含め近隣3件の伐採を当社で請負うことになりました。

また、先週実施の上方大字の神社の伐採も含め、当社より2分圏内の現場が4件重なったことからクレーンを一斉に予約してから現場を確定したり、道路使用許可も1回の申請で済んだりと段取りにメリットがありました。

昨日日曜日にコミュニティーバス運休を狙い、神社境内と隣接している養豚場内のナラ枯れ大径木2本の伐採を道路通行止めにて実施しました。

23日を除き19日より連続して実施していた近所の伐採も本日で最終となり、朝より寺庭に13tクレーンを搬入して庫裏跨ぎでスギの伐採から開始しました。

午前で3本の伐採を終了し、午後は伐採材の積込と寺庭の清掃して14時半までに全作業を終了しました。

今回も神社の伐採と同様に粉砕した枝葉チップはお付き合いのある養鶏場へ搬入し、当大字自治会発注の伐採発生材は幹の他に枝葉も含め特別に全て無償で引き取りました。

伐採木

1本目スギ梢端吊り伐り

1本目スギ元伐り

スギ胴木吊り倒し

枯れナラ枝吊り伐り

枯れナラ太枝吊り伐り

枯れナラ2番玉胴切

枯れナラ元伐り

伐採材

施工後

 

埼玉県入間市 神社境内の枯れアカガシ等3本の伐採

令和5年12月19、21、22日実施

地元入間市の当社より2つ上方の大字自治会の役員様より、村社境内にある目通り240㎝のアカガシ2本と210㎝のアカガシ1本の伐採の依頼がありました。

境内にある地区公会堂裏の目通り240㎝アカガシがカシノナガキクイムシによるナラ枯れ病罹患により今年夏に枯れ、腐朽による公会堂への落下枝及び倒木防止のため早急な対処が必要とのことでした。

公会堂裏枯れアカガシの他、社殿本殿前の御神木を含む2本のアカガシも既に枯れており、山の中腹にある神社のため伐採条件も非常に厳しい場所となっていました。

この神社のナラ枯れ被害による枯死はアカガシ3本でしたが、参道入口左右にある目通り240㎝と210㎝のアカガシはまだ枯れてはいないものの、既にカシノナガキクイムシの侵入が確認されていました。

枯れアカガシ3本を伐採するためには参道左右のアカガシ2本を伐採する必要があり、枯れることは時間の問題ということでまずは枯れていない2本と公会堂裏の枯れ木1本を先行して伐採することになりました。

神社に隣接する土地が現在更地となっており、その土地は当社の付き合いのある所が所有していたので車両搬入等の許諾をいただき、神社境内のほかに更地からもクレーンがアプローチできるようになりました。

夏以降に建物を解体して神社隣接の樹木を伐採、それ以降遺跡発掘調査が行われており、来年より造成工事が開始される前の丁度今が更地の使用チャンスであることが、地元であることからわかっていました。

この更地が使用可能となることで2方向からクレーン作業できること、伐採材仮置きや広大な作業場所確保ということで大変作業効率が上がることとなりました。

こちらの更地は無養生での車両進入可能、神社側は事前に一部鉄板養生やクレーン作業の支障となる残存木の剪定を実施して12月上旬の神社祭典後、下旬の窯締め前の19日より着工することで関係者多数と合意しました。

19日はまず更地側へ13tクレーンを搬入して参道入口右側の目通り210㎝アカガシの枝下ろしから開始し、10時までに枝下ろしを完了しました。

その後は神社側へクレーンを移動し、参道入口左側の目通り240㎝アカガシの枝下ろしと公会堂裏の目通り240㎝枯れアカガシの半面枝下ろしを初日で完了しました。

枝葉は現地でチップ化してダンプへ積み込み、神社と同大字内の知り合いの養鶏場へ運搬しました。

20日はクレーンの配車上、当社所在大字の神社の伐採で当神社の作業を休止し、21日は20tクレーンに機種変更して公会堂裏の枯れアカガシの枝下ろしから再開しました。

2日目で公会堂裏の枯れアカガシは根元まで伐採して伐採材の搬出も完了し、3日目は全て枝下ろしが完了している参道左右のアカガシ2本の幹の伐採と搬出のみとなりました。

22日は午前で伐採と搬出を完了してクレーンを搬出し、午後は境内作業場所の落葉等清掃、借用した更地側の原状復帰、敷鉄板とユンボの引き上げを完了して予定通り3日間の工程で全作業を終了しました。

幹と太枝は全て長材で伐出しているので当社が全て無償で引き取り、太枝薪材は当社とお付き合いのある設計事務所様へ現地まで引き取りに来ていただき、約4.5t分を積み込みした上で無償で提供しました。

伐採難易度の高い社殿本殿前にある御神木を含む2本の枯れアカガシは予算の都合上、後日2期工事となる予定となっています。

伐採木

更地側作業全景

目通り210㎝アカガシ枝吊り伐り(19日)

枝葉粉砕積込(19日)

目通り240㎝アカガシ枝吊り伐り(19日)

目通り240㎝枯れアカガシ枝吊り伐り(19日)

目通り240㎝枯れアカガシ枝吊り伐り(21日)

神社側作業全景

目通り240㎝枯れアカガシ2番玉胴切(21日)

目通り240㎝枯れアカガシ元伐り(21日)

目通り240㎝枯れアカガシ元木吊り出し(21日)

2日目伐採材積込(21日)

目通り240㎝アカガシ4番玉胴切(22日)

目通り240㎝アカガシ3番玉胴切(22日)

目通り240㎝アカガシ2番玉胴切(22日)

目通り240㎝アカガシ元伐り(22日)

3日目伐採材積込(22日)

施工後

 

埼玉県入間市 神社境内のシイ、ヒノキの伐採

令和5年12月20日実施

地元入間市の当社所在の大字自治会の役員様より、村社境内一の鳥居周辺にある目通り230㎝のシイと目通り180㎝のヒノキの伐採の依頼がありました。

シイは旗竿の近くにあって、祭典の際に枝が支障となる場合に当社を含む役員や有志等で剪定等の対処をしていましたが、自治会では手が負いにくい状況となってきていました。

ヒノキは鳥居のすぐ脇に立っていることで塗装を痛めたり、落下枝等により損壊を防ぐためにこれもシイと同時に伐採したいとのことでした。

この鳥居は平成15年に当社が部材を寄進し、当社とお付き合いのある宮大工と当社で建て替えを実施したもので、その当時にはまだこのヒノキについて支障となっている様子はありませんでした。

この他に同大字の寺院境内のスギ2本及びナラ枯れ1本と神社隣接の養豚場からもナラ枯れ3本の伐採を受注し、さらに当社より2つ上方大字の神社の伐採もほぼ同時期に受注していました。

神社と養豚場の伐採には接道する道路を同区間通行止めにする必要があり、道路使用許可申請や4案件全日クレーン伐採となるため、まとめて連続して作業した方がクレーン使用の効率が良い状況でした。

19日から3日間予定で上方大字の神社で枯れアカガシ3本の伐採に着工し、20日はコミュニティーバス一時迂回やガードマン手配、枝片付け人員増員のため当大字の伐採の予定となっていました。

伐採には13tクレーンを使用し、開始時間までにクレーンの支障となる枝剪定等の準備をして、参道入口前の公道上に設置して作業を開始しました。

当日立ち合いいただいた役員様より、作業の協力を申し出ていただいたことで一部枝の集積をお手伝いいただきました。

午前でシイの樹冠部及びヒノキの樹冠部の伐採を完了し、ここでクレーンの配車都合により同機種へ交代となりました。

午後は各幹の伐採と伐採材の積込、道路の清掃を完了し14時半までに神社の伐採を終了しました。

15時からは隣接養豚場のナラ枯れ1本の枝下ろしを16時までに完了して、幹伐採は後日に回して作業を終了しました。

今回粉砕した枝葉チップはお付き合いのある養鶏場へ搬入するため当大字自治会発注の伐採発生材に限り、幹の他に枝葉も含め特別に全て無償で引き取りました。

24日日曜日はコミュニティーバス運休日に合わせてバス行路を通行止めにして養豚場の伐採、25日は隣接の寺院境内の伐採を実施します。

伐採木

シイ枝吊り伐り

枝払い処理

ヒノキ梢端吊り伐り

ヒノキ元伐り

ヒノキ胴木吊り倒し

シイ元伐り

シイ胴木吊り倒し

伐採材積込

施工後

 

埼玉県入間市 屋敷裏のケヤキ等3本の伐採

令和5年11月22日実施

地元入間市の土木会社様より、市内にお住まいのお客様の敷地内にある目通り190㎝のケヤキ、ムクとサンゴジュ中小径木の伐採の依頼がありました。

4年半程前にも当社で隣家様隣接のケヤキを伐採しており、今回は裏にあるケヤキの落葉による近隣からのクレームと、依頼人様ご自身が高齢であることから自分の代で処分したいとのことでした。

今回伐採するケヤキとサンゴジュは依頼人様ご自身の持ち物で、ムクは隣家様と裏方様側の境界内にあって依頼人様が落葉や木の生長で一番影響していることから三者協議の結果、同時に伐採することになりました。

サンゴジュはケヤキ伐採の支障となる可能性があって元々不要であるとのことで伐採することになり、そのほかに枝処理場所の確保として一部竹林も伐採することになっていました。

枝葉や竹は伐り開いた依頼人様の竹林内にチップ化して、ある程度平らに均せば残置しても良いことになっていました。

また、伐採材を吊り下ろして枝払いする作業場所として、依頼人様敷地と隣接する裏方様竹林の一部をお借りしました。

11月上旬にご依頼を頂き、近隣に配慮して可能な限り本格的な落葉が始まる前に伐採して欲しいとのことで、最速11月下旬をご提案して承諾いただきました。

前回伐採時には4tユニックを使用しており、通路幅及び地盤的に無養生でのミニラフターの進入可否が分かっているので、12tクレーンを搬入して伐採を開始しました。

午前でムク及びサンゴジュの伐採とケヤキの枝下ろしを完了し、午後はケヤキ胴木の伐採とそれら伐採材を積込して作業を終了しました。

3本の伐採材及び、チップ化するに難しい太枝薪材は全て当社が無償で引き取り、15時までに機材等全て撤収して完了しました。

伐採木

竹林除伐

ケヤキ枝吊り伐り

ケヤキ枝吊り伐り

枝葉粉砕加工

ケヤキ元伐り

ケヤキ胴木吊り倒し

ケヤキ元木6m材積込

太物伐採材

施工後

 

第65回全銘展で当社出品のクスが岐阜県銘木協同組合理事長賞を受賞

令和5年11月17日開催

当社買取・入荷の目通り360㎝クス大木原木丸太を全国銘木連合会主催の第65回全国銘木展示大会(於:岐阜県銘木協同組合)に出品し、審査の結果、岐阜県銘木協同組合理事長賞を受賞いたしました。

当社入荷時

大会展示

 

埼玉県入間市 丘陵地内の実生ヒノキ長尺大径木等7本の買上伐出

令和5年11月8~10日実施

地元入間市の当社とお付き合いのある旧家のお客様より、当初ナラ枯れ被害木等コナラ2本とクヌギ2本の伐採の依頼がありました。

2本のナラ大径木がすでに枯れており、木が傾いている方向に民家があるため早い段階で伐採して欲しいとのことでした。

その民家との境界に隣接して被っていたナラ類は17年前に当社で伐採しており、今回伐採するナラは当時支障となっていなかったので残していたものでした。

4本のうち3本は目通り200㎝超えのそのまま伐倒することができない大径木で、山林内のためクレーンも使用不可であることからロープで枝下ろししてから伐倒する必要がある立木でした。

ナラの伐採依頼を受けた際、その山林内にヒノキ大径木があることを以前より把握していたので、ユンボが入るタイミングでそれらヒノキの買上伐採を打診したところ承諾をいただけました。

この山林で伐採するヒノキ目通りは230㎝、170㎝、160㎝3本の実生木5本で、手入れのされていない原生林であるため元木4m材はギリギリ無節材でも2番玉は完全な節材でした。

さらにこの山林より150m程奥へ入った別所有者様の手入れされている山林には、目通り200㎝と210㎝の枝下高8mのヒノキ長尺大径木があることが現地調査でわかりました。

その奥の山林の所有者様は当社のお客様であることがわかったので買上伐採の交渉したところ快諾いただき、重機が走れる林道のすぐ脇に立っていたので伐出条件は良い方でした。

2軒の所有者様より合計7本の実生ヒノキ材を当社へお売りいただき、昨年当社が林野庁長官賞を受賞した令和5年度の全国優良木材展示会へ出品すべく伐採を開始しました。

雨天のため、7日午後より前者所有者様のヒノキ及びナラを伐採するにあたり、またトラックを搬入するにあたり支障となるヤブの下刈りや灌木の伐採を実施しました。

林内からの伐採材搬出と出荷には現場周辺及び林道が狭く大型車の進入は不可なため、小運搬し一時集積してから積み替える必要がありました。

8日から所有者様立会の最終確認を経てヒノキ5本の伐採を開始し、当日中に材として搬出できる状態まで集材しました。

9日は午前にコナラ大径木2本の枝下ろしを実施し、後者所有者様立会の最終確認を経て午後よりヒノキ長尺大径木の伐採に取り掛かりました。

午後のうちに2本の伐倒と元木7m材の集材を完了し、ユニック積みが必要な7m材2本と昨日伐採の目通り230㎝ヒノキの元木4m材の積込搬出も完了しました。

10日午前に長尺大径木の残り伐採材の集材と、そのほかヒノキの伐採材の積込搬出してヒノキの伐出作業を完了しました。

13日朝着で12日に展示会向け出品材の再度積込と出荷、次週に残りクヌギ1本の人力枝下ろしからの伐採とコナラ2本の胴木伐採、それら伐採材の搬出して一連の作業を完了します。

伐採木(目通り230㎝ヒノキと160㎝ヒノキ)

目通り230㎝ヒノキ元伐り

目通り230㎝ヒノキ伐倒

目通り230㎝ヒノキ玉切造材

伐採木(目通り200㎝ヒノキ)

目通り200㎝ヒノキ伐倒

目通り200㎝ヒノキ元木7m材集材

目通り200㎝ヒノキ元木7m材集材

目通り210㎝ヒノキ伐倒

目通り210㎝ヒノキ元木7m材集材

目通り210㎝ヒノキ元木7m材集積

ヒノキ大径材積込

ヒノキ大径伐採材搬出

ヒノキ伐採材搬出

 

埼玉県狭山市 工場隣接山林の林縁支障樹木の伐採

令和5年10月21、22、29日実施

以前より当社で伐採をさせていただいている狭山市にお住まいのお客様より、貸工場と2つの工場駐車場に隣接している山林林縁樹木の伐採の依頼がありました。

山林林縁の樹木が大きくなってしまい、工場や駐車場側に枝がせり出していて、工場側からのクレームにより対処せざるを得ない状況となっていました。

特に目通り260㎝のカシと目通り190㎝のエノキが工場側として問題となっており、依頼人様側として林縁の細い針葉樹が倒木の可能性があるとのことで、今回の作業で可能な限り伐採したいとのことでした。

伐採にはクレーンを使用し、駐車場内や工場敷地内、道路上で作業する都合上、施工日は土日に限られていました。

まずは3日分のクレーン作業で可能な範囲を伐採するということでご依頼をいただき、可能な限り落葉前の10月中の完工をご希望されていました。

竹や小径木類等依頼人様でも対処可能な樹木は事前または事後に伐採することのことで、当社の伐採基準は中高木以上または伐倒不可樹木を優先となっていました。

伐採には3日間とも13tクレーンを使用し、初日21日は南側駐車場隣接のムク、ヒノキ類の伐採と目通り260㎝カシの枝下ろしを実施しました。

22日は工場隣接の目通り190㎝エノキの枝下ろしと道路沿いの針葉樹類の伐採を実施し、一週間作業が空くため駐車場を一旦現状復帰しました。

29日は先週までに枝下ろしを完了しているカシ、エノキの太枝・幹伐採、南側駐車場隣接のヒノキ等と北側駐車場隣接の駐車場側へ伐倒可能なコナラとムクの中・大径木を伐採しました。

3日間とも枝葉は依頼人様がダンプをレンタルし、当社で搬入したユンボで積み込んでご自身の置場へ自己運搬して、伐採材は当社が無償で全て引き取りました。

29日伐採分については伐倒分を含む想定外の量を伐採したために原木運搬車2台で積み切れず、後日ユンボの引き上げとともにもう1台トラックを用意して引取が必要となりました。

伐採工区(工場隣接部)

目通り260㎝カシ枝下ろし(21日)

目通り260㎝カシ枝吊り伐り(21日)

目通り190㎝エノキ枝吊り伐り(22日)

目通り190㎝エノキ胴木吊り伐り(29日)

目通り260㎝カシ太枝胴切(29日)

目通り260㎝カシ元伐り(29日)

目通り260㎝カシ胴木吊り倒し(29日)

伐採材積込(29日)

施工後(工場隣接部)

 

埼玉県入間市 神社境内のイチョウ大木等3本の伐採

令和5年10月12、13日実施

地元入間市の当社より下方隣の大字自治会の役員様より、村社境内にある目通り300㎝イチョウ1本と目通り240㎝イチョウ2本の伐採の依頼がありました。

以前に他社が施工した著しい胴切により樹幹内部の空洞や根元の腐食の進行が目立ち、特に目通り300㎝イチョウの側根と樹皮消失により倒木の危険性が高くなったので伐採を決定しました。

約2年半前に同神社のサクラを当社で伐採した際にはすでに現在とほぼ同等の痛み具合であったことから、倒木の危険性を当時の役員様には当社から忠告していました。

今回神社のほか、同大字の寺院境内の竹林間引き整備とソメイヨシノ2本の伐採も7月の段階で同時にご依頼を受けており、両者秋以降の実施を承諾いただいて寺院側の作業は10月上旬に完了していました。

神社側については10月1週目の週末が祭典実施と、それと同時に管轄宮司によるお祓い実施により着工は2週目以降との指定がありました。

神社境内の伐採作業は1日で完工する量でしたが、枝取り作業とクレーン作業が別段取りとなるため、入間市内で受注していた団地の街路樹伐採作業と同時並行で作業することになりました。

12日午前に着工し、当社のユニック車で先行して枝を伐り落して幹のみの状態にして、枝葉はチップ化して搬出しました。

13日は午前に13tクレーンを搬入し、残った幹のみを伐採して終了しました。

神社から当社貯木場までは2~3分の距離のため、幹は造材等せずに伐採後1本ずつ積み込んで搬出しました。

社殿脇の2本は雑踏や車両の出入りの影響で根元の腐食と上からの腐食で材としてはほぼ使えない状況でしたが、社殿前のイチョウは上からの腐食のみで根元はほぼ無傷のため一部は再利用可能な状況でした。

激しい腐食状態でも幹として形が残る状態であったので、幹部分は無償で引き取りました。

伐採木

目通り300㎝イチョウ枝切り

枝葉粉砕積込

社殿前目通り240㎝イチョウ枝切り

目通り300㎝イチョウ元伐り

目通り300㎝イチョウ胴木吊り出し

社殿脇目通り240㎝イチョウ吊り倒し

社殿前目通り240㎝イチョウ元伐り

社殿前目通り240㎝イチョウ胴木積込

施工後

寺院竹林整備 10月3日実施