施工事例

東京都日野市 アパート建て替え現場脇のケヤキ等の伐採

令和3年12月30日実施

大手住宅メーカーの担当者様より、日野市内で工事中のアパート建て替え現場の隣地にある目通り280㎝のケヤキの伐採の依頼がありました。

路地からさらに奥まった立地にアパートを建て替えするにあたり、ケヤキ等の枝が隣地より越境していることや、今後さらに生長して落葉が現状より酷くなることを想定し伐採したいとのことでした。

ケヤキの所有者は隣地の他人様で、立木は車両等が一切接近できない細長い土地の母屋の裏のさらに奥にあって、従来であれば根元からの伐採ができず枝下ろしのみで所有者様と近隣住民様は半ば困っておりました。

この度、立木の隣地にあるアパートを建て替えるために古いアパートを解体し、新築するまでの短期間であれば重機等を立木に接近することができるため、アパートの関係者様側でこの伐採計画が持ち上がりました。

アパートのオーナー様も立木があると落葉や枝の問題が後々発生してくることを承知しており、この機会に綺麗さっぱり解決したいとのことでした。

関係者様等で予算の都合からケヤキ以外の小・中木は所有者様側で対処しておくとのことで、このケヤキに限っては最悪枝下ろしのみでもと当社へご依頼いただきました。

極力費用の掛からない方法での対処をご希望でしたが、当社では1日の作業内であれば枝下ろしのみでも根元からの伐採でも費用は同額提示でしたので、もちろんのこと根元からの伐採となりました。

最終的な解体・整地工事が終了し今月下旬に伐採のゴーサインが出ましたが、年明けでは当社の予定やクレーンの都合ですぐの着工が難しい可能性があったので、本来は休業の予定を変更して年末で着工しました。

整地後すぐのため地盤不安定を想定して敷板も用意してアパート跡地に13tクレーンを搬入し、朝より作業に取り掛かりました。

担当者様には整地工事の際に重機で可能な限り入念な転圧をお願いしており、このため十分に締固められたおかげで配管の埋設箇所のみ敷板で養生してクレーンが進入可能でした。

伐採発生材は全てケヤキ所有者様側の敷地内へ送り込んで残置することが可能でしたが、幹等の太材は当社で無償で引き取り、それ以外の枝葉等は残置することにしました。

アパート跡地は全面使用することが可能で、吊り下ろした材も空いているところに適宜荷下ろしすること可能であったので10時過ぎまでにはケヤキの枝下ろしが完了しました。

作業がハイペースで進んでいたので、隣地側にまだ残っていた簡単に伐採可能なエノキ2本、カシ、マツの中木計4本の伐採を追加費用無しで提案しました。

アパート側に今後完全に越境してくる立木が全て無くなることで関係者様全員大変喜ばれ、その代わり残置する枝葉が多くなってアパートに近い位置へ置くことを了承していただきました。

午前にケヤキ、エノキ1本、マツの伐採を完了し、午後はもう1本のエノキとカシを伐採して伐採材を積み込んで作業を終了しました。

ケヤキは枝下高が2m少々と低く、幹全体で約6mであったので現場では造材せず長材のまま積み込み、当社貯木場で荷下ろしした際に元木を2m材に造材しました。

20211231212243.JPG

伐採木

20211231212253.JPG

枝吊り伐り

20211231212422.JPG

太枝吊り伐り

20211231212431.JPG

太枝吊り下ろし

20211231212340.JPG

元伐り

20211231212352.JPG

胴木吊り倒し

2021123121243.JPG

伐採材

20211231212411.JPG

施工後

 

埼玉県志木市 屋敷内のメタセコイア大木、アオギリの伐採

令和3年12月25、26日実施

志木市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り300㎝のメタセコイア大木の伐採の依頼がありました。

大きくなってしまったことや落葉が多いこと、木のすぐ裏側に新しい道路が開通することから万が一のことを想定して伐採したいとのことでした。

メタセコイアは綺麗に手入れされた庭の奥にあって、依頼人様敷地内からは木のすぐ近くに車両を横付けすることができず、道路工事現場側からはかなり近付ける状況にあって作業的にはこちらの方が容易な状況でした。

工事現場側からは作業できないとのことで依頼人様敷地内より作業する必要があり、伐採木とクレーンとの距離が離れることも致し方ありませんでした。

依頼人様敷地内に25tクレーンは搬入できないものの16tクラスであれば搬入可能であったので、可能な範囲で幹を伐採することとして母屋裏のアオギリの伐採やソメイヨシノの枝剪定も同時に依頼されました。

メタセコイア以外の作業も依頼されたことでクレーン作業が1日では終了しないことを想定し、2日間での作業として着工することになりました。

今月中旬にご依頼をいただき、可能な限り年内完工をご希望されておりましたのでクレーン屋さんとの協議の結果、12月最終土日での作業で3者合意しました。

クレーン屋さんの都合により、平日のほかに12月の週末は18日の土曜日を除いて全てクレーン伐採となりました。

25日朝より16tクレーンを搬入し、雨上がりであったので急遽敷板を持参して常口通路から外れたクレーン作業位置周辺に敷板を敷いてクレーンを設置しました。

クレーンと各伐採木とは約20mも離れ、さらにメタセコイアは樹高25mもあるのでジブを拡張して梢端伐採に何とか対応しました。

伐採材は植木と植木との間の狭い通路上へ下ろす必要があったので、枝張りの小さい梢端部を伐り下ろした後は枝を1本ずつ吊り下ろしました。

枝は敷地奥の窪み等の空きスペースに短く伐れば残置してもよいとのことで、チップ作業等のコストを掛けずに現状で処理することになりました。

初日でメタセコイアは元木4m材残しで2番玉から上は伐採を完了し、アオギリは最後に全木吊り伐りで伐採して、当日の伐採材はすべて搬出しました。

幹等の処分に困る物に関しては引き取って活用してもらえればとのことで、メタセコイアとアオギリの幹は無償で引き取りました。

26日はメタセコイアの元木の伐採、ソメイヨシノの枝剪定、伐採枝の集積及び庭の清掃して昼までに全ての作業を完了しました。

来週は20日以降に確定、または成約した可能な限り年内工期の3現場を30日まで実施予定です。

20211227224439.JPG

伐採木

2021122722450.JPG

梢端吊り伐り

20211227224515.JPG

横枝吊り伐り

20211227224529.JPG

4番玉胴切

20211227224554.JPG

2番玉胴切

2021122722467.JPG

アオギリ全木吊り伐り

20211227224656.JPG

初日分伐採材

2021122722492.JPG

元伐り

20211227224633.JPG

元木吊り倒し

20211227224645.JPG

元木伐採材

 

埼玉県所沢市 屋敷内のケヤキ大木等の伐採

令和3年12月2、9、11、12日実施

所沢市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内周辺にある目通り310㎝のケヤキ大木を含むカシ、ヒノキ等の伐採の依頼がありました。

ケヤキは落葉が非常に多く、また幹の生長に伴って根がブロック塀を持ち上げてしまい、倒壊寸前となっていることから伐採したいとのことでした。

庭の端にあるケヤキ大木の他に裏庭の市道際にあるカシや小屋の脇にあるヒノキも大きくなってしまっていることで、これらも同時に伐採したいとのことでした。

また、見積の金額によっては裏の民家と接している私道沿いに立っているヒノキやカシの中木も検討したいとのことで、最終的に金額が折り合ったので敷地内の中木以上は伐採することになりました。

当初はケヤキ大木を買い取ってもらい、少しでも伐採費用が軽減されることを希望されておりましたが、根元にはサルノコシカケが2個付いていたので買取は一切できないことをご了承いただきました。

伐採発生材のうち枝はチップ化して裏庭の端に残置し、太枝や細めの幹の一部は薪として使用したいとのことでこれらも裏庭に残置し、それ以外の幹等は当社が全て無償で搬出して引き取ることになりました。

中木以上を全て伐採することで工期は4日として、11月上旬に正式にご依頼いただいた際に年内の施工をご希望されていたので12月中の着工を予定しました。

4日間全てでミニラフターの使用を予定していましたが、クレーン屋さんの都合により連続での手配が難しかったので、まずは12月2日に当社のユニック車で裏庭の伐採木のうち可能な範囲の枝落としから着工しました。

11、12日で当社専任オペレーターでクレーンの予約が取れていたので、この際にケヤキ大木の伐採を予定し、9日に急遽13tクレーンが手配できたので先行して枝落とし済みであった幹の伐採を実施しました。

11日の作業が3日目となったことで2日連続でケヤキ大木の伐採に取り掛かれることとなり、朝より13tクレーンを庭へ搬入して作業に取り掛かりました。

庭のアスファルト路盤が古く、敷鉄板無しでは16tクレーンの重量に耐えられないと判断したので、要所を敷板で養生してミニラフターでの作業となりました。

伐採枝は裏庭でチップ作業するため、庭と裏庭との間にある作業小屋を跨いで裏庭へ吊り下ろす必要があり、クレーンオペレーターが荷下ろし位置を目視できない状況にありました。

また、ケヤキの枝の半数近くが市道に被っていたことで監視員を増員していたので、クレーンの荷下ろし誘導等も同時に兼任していました。

細枝で多量かつ荷下ろし位置を目視できないことで1日でのクレーン作業は早々に不可と判断していたので、枝下ろしと搬出する太枝薪材の積込等で1日として、翌日にじっくりと幹の伐採をすることにしました。

常口前の道路が昔の農道のため狭く、当社の原木専用運搬車を搬入できないので小さい方の原木運搬車で伐採材を運搬せざるを得ない状況でした。

12日は幹のみの状態となっていたケヤキを伐採して搬出するだけとなっており、朝すぐに2番玉上の太枝と2番玉を胴切して吊り下ろし、この2本を積み込んで当社貯木場へ運搬しました。

その間に元木の伐採に取り掛かり、ケヤキの根がブロック塀の基礎を破壊して倒壊寸前となっており、また根張りの一部はブロック塀に食い込んいたので元伐りは困難な状況でした。

ケヤキは2面がブロック塀に囲まれていたのでチェーンソーがまともに回り込めず、1面の塀はケヤキにもたれかかっていたので伐り離し時に衝撃を与えないように対策しました。

段取り等全てにおいて時間がかかったものの無事に伐り離して吊り出し、丁度トラックが戻ってきたのでそのまま元木を積み込みました。

サルノコシカケが2個も生えていたことで予想通り根元は大きく腐食しており、依頼人様立ち合いの下で危険な状況であったことを説明し、同時に材としての腐食状況もご理解いただきました。

午前で所定の伐採作業は全て終了し、午後は時間が余ったいたので当初枝下ろしで悩まれていた裏庭のソメイヨシノの枝剪定を実施し、1時間程度で終了した後は清掃等をして全作業を終了しました。

2021121302848.JPG

伐採木(目通り310㎝ケヤキ)

202112130290.JPG

萌芽枝枝吊り伐り(11日)

2021121302910.JPG

市道被り枝吊り伐り(11日)

2021121302922.JPG

太枝薪材積込(11日)

2021121302934.JPG

2番玉胴切(12日)

2021121302945.JPG

2番玉等伐採材搬出(12日)

2021121302958.JPG

元伐り(12日)

202112130308.JPG

元木吊り出し(12日)

2021121303019.JPG

元木伐採材(12日)

2021121303028.JPG

元木積込(12日)

 

東京都福生市 屋敷内のケヤキ古木大木の買取伐採

令和3年12月4、5日実施

福生市にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り320㎝のケヤキ大木の伐採の依頼がありました。

数年に一度枝下ろしして大切に残してきたケヤキですが、落ち葉の清掃が大変になりつつあるので費用によっては今回は伐採も検討したいとのことでした。

枝下10m近くもある目通り300㎝超えの大木でしたので、買い取って伐採費に反映できれば根元からの伐採も視野に入れられる状況でした。

しかし、住宅街の狭い道路が続く中、大型クレーンや大型車を搬入できる条件ではなく全てが小型の機材で作業せざるを得ない現場環境となっていました。

このため、1日で伐採は可能なものの搬出が間に合わないので工期も2日となり、小型クレーン及び小型車両で伐出するために幹はそれらに応じて造材する必要もありました。

高評価となる長材で伐出することは物理的、技術的に可能でしたが、通行止め道路使用許可やクレーン2台同時使用等で費用面からもあまり現実的ではありませんでした。

また、幹も根元から約4m、約8mの位置で大きく曲がっており、長材で伐採する必要性も低い状況であったので、最小限の機材での作業で十分に対応可能であると判断しました。

曲がっていることや長材で伐出しない条件でも、材質が優良材で材積もそれなりにあったので2日分の伐採費用を相殺することはできませんでしたが、大幅に値引きした費用をご提示することが可能でした。

以前の枝下ろし時には裏口よりミニラフターが入って空師が作業していたとのことで、当社も同様にミニラフターを搬入して作業に当たることにしました。

依頼人様ではケヤキの伐採時期は材として利用することを考慮しており、葉が完全に落ちた後の冬季を想定しておりましたが、当社では落葉開始後であればいつでも可能とお伝えしておりました。

依頼人様側で庭木の手入れが毎年12月初め頃に入るとのことで、その前であれば基本的にいつでも可能とのことでしたが、当社の他方での都合やクレーンの手配から最速でこの2日間となりました。

4日の朝より裏口から13tクレーンを搬入し、荷下ろし枝払い作業スペースと4tダンプ搬入スペースを残して通路中央部にクレーンを設置しました。

現地調査時の計測により当社のどの原木運搬車両も裏口から敷地内へ搬入することが不可能であったので、4tダンプをレンタルして全ての伐採材搬出で使用することにしました。

4tダンプの搬入はさほど難しくなく進入可能であると想定していましたが、周囲の塀に全く余裕がない程に狭く苦しく、全員で誘導しなければ必ずぶつけてしまう程に例を見ない狭い状況でした。

ケヤキは幸いにも裏口より続く通路のすぐ脇に立っており、クレーンをほぼ真横に設置して作業することが可能でした。

現地調査した際は紅葉する前で葉が多く樹冠内が全く見えない状況で、当時では既存の太枝がどのような状況になっているかを把握できていませんでした。

今日である程度見渡せる状態となり、枝下ろしは萌芽枝を先行して伐り下ろさずに、太枝と一緒に付けたまま吊り伐りして吊り下ろしました。

細枝は依頼人様が処分するとのことで1m程度に切って敷地奥へ残置し、処分できない太めの枝以上は当社で無償で引き取るようにしました。

午前で枝下ろしは終了し、午後は幹全体に巻き付いた蔦を丁寧に除去して胴切位置を確定し、二又上の太枝2本を伐り下ろして幹だけの状態にしました。

現地調査時には根元から枝下まで幹には蔦がびっしり付いており、樹皮と樹幹の状態が全く分からない状況でしたが、ここで剥がしたところ古木優良材であることが判明しました。

3番玉を胴切した時点で非常に柔らかい材で、木口を見ると蔦を剥がした時点で予想した材が見えました。

続いて2番玉も胴切し、3番玉よりもさらに良い材が見えたところで初日の伐採を終了し、3番玉と太枝を4tダンプに積み込んで搬出し作業を終了しました。

当初は枝下10mと思われていましたが、着工前に樹冠内を見たところ最初の枝より上に2m程まだ幹が続いており、最終的に幹は12mもあることや樹齢200年クラスであることも判明しました。

そのため想定の重量と材積が増えたことで当初の造材胴切位置が変更となり、短幹材はそれぞれ4mでの伐採となりました。

2日目は朝すぐに、昨日伐採済みの2番玉と残っていた太枝伐採材を積み込んで当社貯木場まで搬出し、ダンプが戻って来るまでに元木の伐採に取り掛かりました。

元木の伐採が完了し、根張り除去等の造材やワイヤ掛け替え等しているうちにダンプが戻り、そのまま積み込んで午前の早いうちに全ての搬出作業が終了しました。

午後一番でダンプとクレーンを裏口から搬出し、通路の清掃や敷板等の撤去積込を行って全ての作業を完了しました。

現地調査時の蔦と樹冠の繁茂状況から想定よりも伐採材の質が良い上に材積が大きく採れ、珍しく元木に穴や腐れも無い無傷であったため買取値引額を増額させていただきました。

2021128214015.JPG

伐採木

2021128214028.JPG

太枝吊り伐り(4日)

2021128214039.JPG

又上太枝吊り伐り(4日)

2021128214051.JPG

3番玉胴切(4日)

2021128214110.JPG

2番玉胴切(4日)

2021128214122.JPG

3番玉伐採材積込(4日)

2021128214136.JPG

2番玉伐採材積込(5日)

2021128214150.JPG

元伐り(5日)

2021128214247.JPG

元木吊り出し(5日)

2021128214237.JPG

元木吊り倒し(5日)

202112821429.JPG

元木伐採材積込(5日)

2021128214224.JPG

裏口搬出(5日)

 

埼玉県ふじみ野市 屋敷内の立枯れケヤキの伐採

令和3年11月23日実施

当社で伐採をさせていただいているふじみ野市内の神社の役員様より、ご自身の自宅敷地内にある枯れてしまった目通り290㎝のケヤキの伐採の依頼がありました。

6年程前に他業者が初夏の既に時期の悪い時に強剪定を実施し、その後すぐに芽吹き返したものの翌年には枯れてしまい、今日までそのままになっていました。

当社が神社の強剪定を秋以降に実施していたことを承知していたにも関わらず半ば強行して初夏に施工してしまい、結果的には枯らしてしまったような形になっていました。

強剪定の際には裏の市道を片側通行規制により高所作業車を使用して施工したそうですが、根元から伐採するためにはラフタークレーンを使用する必要があり、この場合では通行止め許可を申請する必要がありました。

依頼人様の敷地内からは重機や車両を接近させることができず、市道の通行止め手続きが容易ではないために伐採できず、枯れてから5年も放置されていました。

ケヤキは前から道路側へ傾いて立っていたので、万が一の倒木、大風による落下枝を危惧して伐採する意向はあったものの前に進むことができなかったそうです。

この度、神社の剪定作業のご依頼と同時に本件の相談を受け、丁度隣地が造成にかかるとのこともお聞きしたので、隣地の常口通路にクレーン設置して道路を使用せずに作業できる見込みが立ちました。

家屋解体・造成着工前に伐採へ取り掛かれば、隣地のアスファルト舗装がある状態で車両を搬入でき、道路陥没等が発生した場合でも現状復帰する必要が無かったので非常に効率的でした。

11月中旬に造成工事の日程が判明し、25日から解体工事が開始されるとのことで地主様の出入り等の都合上、通路使用は22~24日の間に限られてしまいました。

当初は他方でケヤキの伐採を予定していましたが、先方の都合上どうしても日程を先延ばしすることができなかったので、予定を変更して当現場を優先し実施することになりました。

造成業者側の都合で予定が直近に判明したことでクレーンの予約が上手くいかず、22日は雨天予報、24日はクレーンの手配がどうやっても付かず、23日でなんとか手配してもらい施工できる段取りとなりました。

枯れてから5年も放置されており樹上の腐食状況等がわからないため、胴切を含め可能な限り樹上作業の時間を無くすべく25tクレーンを使用し、胴木は全幹状態で吊り伐りすることにしました。

通常はアスファルト舗装を破損させないようミニラフターの使用、または敷鉄板で養生して25tクレーンを搬入すべきですが、造成工事中にアスファルトが剥がされるため破損の際の責任がありませんでした。

朝より当社車両を隣地の庭へ搬入後は25tクレーンを無養生で常口通路の入口へ搬入し、現状では陥没等が発生することなく入口にクレーンを設置しました。

枝は太枝が残っているのみで幸いにも白太だけが腐食している状況で、ある程度強度を保っていたので1時間程度で問題なく枝下ろしを終了しました。

太枝等は分家の方が薪として使用するとのことで、幹以外の伐採発生材は短く伐れば全て依頼人様の敷地内に残置してもよいことになっていました。

休憩を挟み、25tクレーンを使用する大きな目的とした胴木の全幹吊り伐りを実施し、胴木を隣地通路上へ吊り倒しました。

ご依頼の段階より伐採材の一部は製材して利用したいとの意向により、依頼人様立ち合いの下で胴木を確認しながら製材の打ち合わせをしました。

ご予算の都合等で2番玉の3m材で75㎜板を製材することが大筋で決定し、元木の6m材は当社が買取して伐採費から値引いて引取することも決定しました。

午前中で伐採材の積込まで完了してクレーンを搬出して通路を解放し、午後一番で清掃作業をして全作業を終了しました。

伐採材は当社貯木場へ搬入し、2番玉伐採材は後日製材して返却する予定です。

2021112322658.JPG

伐採木

202111232278.JPG

クレーン設置

2021112322719.JPG

枝吊り伐り

2021112322729.JPG

枝払い・薪作り

2021112322754.JPG

最終枝吊り伐り

202111232286.JPG

元伐り

202111232290.JPG

胴木吊り出し

2021112322850.JPG

造材・玉切

2021112322832.JPG

玉切後伐採材

2021112322841.JPG

伐採材積込

 

東京都青梅市 民家裏のケヤキ大木、モミ大木の枝下ろし

令和3年11月14、21日実施

青梅市の造園業者様より、同市内のお客様の自宅裏と川との間にある目通り320㎝のケヤキの枝下ろしの依頼がありました。

隣家よる一週間に一回のクレーム、隣接住宅の売買に伴う落葉によるマイナス査定回避目的のクレームにより早急に施工して欲しいとのことでした。

以前より青梅市の他の造園業者様等からも当現場の施工可否の相談は受けておりましたが、具体的な段階までにはどれも至っておりませんでした。

11月上旬にご依頼をいただいて現調し、来年であれば施工する業者がいるとのことでしたが、今すぐに対応して欲しいとの強い要望で早急な着工となりました。

作業においてクレーンを使用する際、依頼人様の敷地でもある駐車場から家跨ぎ、または裏の川を隔てた市道からの川跨ぎの2通りありましたが、枝下ろしのため依頼人様敷地側からの作業で十分でした。

駐車場からの施工の場合、平日と土曜日は営業で使用しているため作業は必ず日曜日または祝日かつ発生材及び機材の当日撤去は必須条件でした。

また、路面の問題から無養生ではミニラフターでの作業が望ましく、家跨ぎのためクレームオペレーターから空師の姿を目視できる範囲が限られており1日での施工は困難であると判断しました。

早急に着工する代わりに駐車場使用で2週に渡る作業をご了解いただき、当社の予定及びクレーンの予約状況等から早急な施工には14、21日しか空いていなかったので、ご依頼より5日でのスピード着工となりました。

造園業者様には直前に近所の挨拶回りをご協力いただき、日曜作業のため当日は8時半よりクレーン設置、概ね9時より樹上作業開始としました。

作業には駐車場へ13tクレーンを搬入し、家跨ぎで作業半径が平均で20mとなるため終始ジブ2段拡張となりました。

枝下ろしの度合いは二十数年前に実施したレベルまで再度強剪定し、特にクレームの入っている側の枝は短く伐って欲しいとのことでした。

駐車場内はクレーンの他、運搬車両等5台も持ち込んでいるため狭くなっており、吊り下ろした枝はすぐさま枝払いして細枝と太枝へ分けて集積しました。

作業中は車両の出入りが不可となるため、帰り荷で発生材を全て搬出するように細枝はチップ化してダンプへ積み込み、それ以外の太枝等は全て薪材として採りました。

駐車場内は半分以上の面積を車両で占めているため枝払い作業場所も狭く、クレーンの作業能力的にも枝を大きい状態で吊り伐りできないので、比較的小さい状態で吊り下ろしました。

夕方にはジブ格納とクレーン搬出、積込、駐車場の清掃作業があるため14時半には樹上作業を終了し、日曜のため16時には撤収を完了しました。

当初予定のケヤキ大木は初日で7割以上の枝下ろしを終了しているため、翌週の作業時にケヤキの枝下ろしが終了次第、隣の目通り320㎝のモミ大木の梢端芯止めと枯れ枝除去をすることになりました。

21日の作業では14日の作業と同様に朝は9時開始として、午前で残りのケヤキ枝下ろしと発生材処理を終了し、午後からモミの剪定作業に取り掛かりました。

モミの梢端は上部途中から二又に分かれていることが分かっており、その二又から上を伐り下ろして欲しいとのことでした。

その二又を付け根から1回で吊り伐ることが難しかったので、片方の梢端を2回に分けて合計4回で吊り伐りして芯止め作業を終了しました。

他に目立つ枯れ枝を降下しながら切除して追加の作業も終了し、14日と同様に14時半までには樹上作業が完了してその後は駐車場の原状復帰をして全作業を終了しました。

20211121231440.JPG

伐採木

20211121231450.JPG

ケヤキ枝吊り伐り①

2021112123153.JPG

枝払い作業

20211121231516.JPG

枝葉粉砕積込作業

20211121231615.JPG

ケヤキ枝吊り伐り②

20211121231529.JPG

ケヤキ枝吊り伐り③

20211121231539.JPG

伐採材(太枝薪材)

20211121231547.JPG

モミ梢端吊り伐り

20211121231556.JPG

モミ芯止め

2021112123165.JPG

施工後

 

東京都清瀬市 屋敷内のシイの伐採

令和3年11月13日実施

今年3月に清瀬市で長尺ケヤキを伐採したお客様の向かい側にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り210㎝のシイの伐採の依頼がありました。

大きくなってしまったことや、樹冠内に2軒分の引き込み電線や電話線が取り込まれて絡んでいるとのことで伐採したいとのことでした。

伐採木は市道に面した自宅敷地内の裏庭の端にあって、周囲はブロック塀や建物等に囲まれた位置に立っていました。

樹高は10m程度と高くはなく、ユニック車でも伐採可能なサイズでしたが塀の中のため車両を木のすぐそばへ接近させることができませんでした。

幸いにも敷地内へ通じる常口通路の近くにシイが立っていること、入口付近が隅切りで多少広くなっていることからミニラフターを設置することが可能でした。

作業中は常口及び通路が出入不可となること、依頼人様側で身内の方が出入不可では営業上支障をきたす曜日があるとのことで、曜日一部指定で迅速に作業する必要がありました。

依頼人様より常口通路のうち、水道管工事により掘り返して再舗装した上は地盤が柔らかい可能性があるとのことで、クレーンが通る場所は敷板等での養生を申し付けられていました。

ミニラフターのため厚ベニヤや矢板の敷設で十分で、朝の作業前に要所へ敷き詰めて12tクレーンを搬入しました。

他業者によると、通路を車両が出入りする庭までの40m程の区間を敷鉄板による養生が必須であるとのことで、その経費だけでも大きなものでした。

当初の予定通りに常口にクレーンを設置し、伐採材は長い通路を利用して適宜荷下ろしして枝払い作業等を行い、中庭に近い側で枝葉をチップ化しました。

依頼人様は農家であるためチップは畑で使うとのことで、依頼人様の軽トラダンプへ排出して満杯になると畑へ運搬していました。

4本の電線類が枝葉の中に絡み込んでおり、吊り伐り後に枝が暴れて断線させないように注意しながら枝を吊り伐りしました。

電線が絡んでいることや常緑樹で枝が多いため枝下ろしで午前一杯かかり、午後一で幹の伐採に取り掛かりました。

根張りに細い鉄パイプが巻き込まれていることを確認したため、撤去したのち地面に近い位置で鋸入れしましたが異物を伐ってしまったので、依頼人様了承の下で高めの位置で元伐りしました。

切り株が高めで萌芽の可能性があるため除草剤注入等の処置をアドバイスし、伐採作業を終了しました。

枝葉チップは軽トラダンプで2台半程度排出し、太めの枝は薪用材として幹はチップ材として当社が全て無償で引き取り、1日で全て引き上げて全作業を終了しました。

20211116212018.JPG

伐採木

20211116212029.JPG

枝吊り伐り

20211116212211.JPG

太枝吊り伐り

20211116212044.JPG

枝払い作業

20211116212054.JPG

枝葉粉砕積込作業

2021111621215.JPG

2番玉胴切

20211116212117.JPG

元伐り

20211116212126.JPG

元木吊り倒し

20211116212152.JPG

胴木伐採材等

2021111621221.JPG

太枝薪材

 

埼玉県入間市 屋敷内のケヤキ大木等4本の買取伐採

令和3年11月5、6日実施

サーバー障害により更新が止まっておりましたが、11月分より更新を再開いたしました。

地元入間市の近所にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り300cmのケヤキ大木1本、細ケヤキ1本、ヒノキ1本、スギ1本の伐採の依頼がありました。

最初の強剪定を含め3回の枝下ろしを当社で施工しておりましたが、落葉による度重なる近隣からのクレームにより今回は根元から伐採することになってしまいました。

ケヤキ大木は依頼人様敷地の一番奥の角に立っており、周囲は母屋と隣家に囲まれた非常に狭い裏庭の奥にありました。

最初の強剪定時には母屋の脇から25tクレーンで、以降の剪定時はケヤキの前までユニック車等を入れての作業でしたが、今回は根元からの伐採となるためクレーンをケヤキに近い位置へ設置する必要がありました。

ケヤキが北側へ傾いているので根曲がりしているものの胴木は6m弱を節無しで採れ、6m材で搬出できれば引き合いのある材に適合するものでした。

しかしながら依頼人様敷地へ入る私道は石垣等があって狭く、ケヤキへアプローチする裏庭も非常に狭くて、重機はミニラフターも満足には使用できる状況ではありませんでした。

以前より当社で手入れをし、これだけのケヤキをぶつ切りにする訳にいかないことを十分承知していましたので、6m材として何としても伐出するようにしました。

裏庭には井戸、浄化槽や上下水の配管が埋設してあり、車両の出入りが一切ないので特にその上へ敷鉄板を事前に敷設し、それ以外は敷板等を敷いて13tクレーンを可能な限りケヤキの前まで搬入しました。

まずは裏庭への入口付近にある細ケヤキの剪定から開始し、1時間弱で終了した後はメインのケヤキ大木の枝下ろしに取り掛かりました。

枝葉は現地で粉砕し、依頼人様は農家のためチップは畑で使いたいとのことで、依頼人様のトラックへ直接排出して処理しました。

昼までにケヤキ大木は7割以上の枝下ろしを終了し、午後は残りの枝下ろしと太枝の伐採、最初に剪定したケヤキが根元からの伐採となったので施工し、それぞれの伐採材を積み込んで初日の作業を終了しました。

2日目はケヤキ大木の胴木伐出と、その脇に立っていたヒノキ、追加となったスギ1本の伐採、鉄板類の撤去となっていました。

まずはヒノキから伐採し、終了後はケヤキの胴木伐採と長材搬出に向けての段取りして、メインの胴木伐採を開始しました。

胴木を吊り伐りすることは特段難しくはないものの、吊り伐り後の胴木吊り倒しと搬出が難しい作業となりました。

アウトリガーを全て張り出すスペースが無い程裏庭は狭く、伐採材は全てクレーンの後部通路へ吊り下ろす必要があり、重量物をそのまま後ろへ吊り倒すことは不可能でした。

そこで、当初より予定していた小型ベースの回送車を複数回ハンドル切り返しを経て裏庭へ搬入し、ケヤキの根元を荷台に架けた状態でトラックを前進させながら荷台の上に吊り倒しました。

その後は胴木を多少クレーンで浮かせた状態でトラックをバックしてケヤキをスライドさせて積込を完了し、小出し運搬の準備も完了しました。

ケヤキが載ってフロントが浮き気味の状態でハンドルが思うように切れず、最後は母屋の犬走りを養生して短絡コースで裏庭から脱出しました。

追加として依頼されていたスギ1本を昼前までに伐採し、その伐採材もケヤキやヒノキと一緒に積んで午後一で現場内から搬出しました。

大型車両が現場内へ進入できないため現状で一旦搬出し、その後は当社の原木専用運搬車へ積替えを実施しました。

ケヤキ大木のみの伐採であれば1日の作業で十分可能でしたが、長材での搬出作業に時間が掛かることや他の立木も同時に伐採を依頼されていたことで2日間の作業としていました。

このため、ケヤキは買取りさせていただきましたが伐採費を相殺するまでには至らず、伐採総工費より値引きでの対応となりました。

2m材等の短幹材伐出となった場合にはケヤキの価値を考慮できない上、工期的にも変わらないため結果的に困難な作業でも当社では長材で搬出した方が安く作業ができ、価値ある木を無駄にすることがありませんでした。

20211115205052.JPG

伐採木(目通り300㎝ケヤキ)

2021111520513.JPG

クレーン搬入

20211115205114.JPG

萌芽枝吊り伐り

20211115205123.JPG

太枝吊り伐り

20211115205136.JPG

元伐り

20211115205146.JPG

胴木吊り出し

20211115205227.JPG

胴木吊り倒し

2021111520520.JPG

小出し搬出(裏庭通路搬出)

2021111520529.JPG

一時搬出完了

20211115205218.JPG

小出し搬出(常口通路搬出)

 

埼玉県狭山市 住宅街狭小地でのブナ5本の人力伐採搬出

令和3年5月8実施

狭山市のお客様より、自宅敷地内の小さな庭にあるブナ5本の伐採の依頼がありました。

4月中旬に依頼人様の畑の隣地でカシを伐採していたところ、お客様ご自身の木も見て伐採の見積して欲しいと声を掛けていただきました。

依頼人様も高齢になりつつあり、40年位前に山形から苗を取り寄せてご自身で植えたものの、いつかは処分しなくてはならないと思っていたところとのことでした。

伐採木は住宅街の中にある一軒家の小さな庭先にあって根元の直径はどれも20㎝台後半と太くはなく、2つの株が根元から2本で1株と3本で1株の計5本の立木になっていました。

周囲は全て住宅とその塀に囲まれており、簡単に切り倒すことやクレーンを使用することができない状況で、伐採材は全て搬出処分して欲しいとのことでした。

ブナの他に枯れた植木等数本も伐採処分を検討されていましたが、それらは細い低木だったことや費用を抑えたいとのことから依頼人様が伐採して市の可燃ゴミに排出するとのことでした。

以前よりブナもご自身で手入れされており、細枝等もご自身でできる範囲は事前に剪定して廃棄してありました。

当社はブナの幹5本だけの伐採と伐採材の搬出ということで作業を開始しました。

当初は全て断幹で伐採して基本的には廃棄する予定でしたが、薪の販売側で偶然にもブナの薪材が欲しいというお客様が居られたので、使えそうな部位は2m材で伐採してなんとか搬出するようにしました。

幹上部は節が多く、虫食いが激しい状況でしたので無償頒布用の薪材として40㎝程度に断幹して伐り落し、使えそうな部分は1m~2mで吊るし伐りました。

伐採発生材は木のある庭から狭い通路を通ってカーポートまで一時的に集材し、伐採作業が全て終了してから2m材は軽トラへ、短幹薪材や枝葉はダンプに積み込むようにしました。

依頼人様の家の前には1台しか車両を仮置くことができないので、4月にカシを伐採したお客様の敷地の一部をお借りして作業中は持込車両を駐車させていただきました。

今後、切り株から萌芽されると困るとのことで水栓パン等周囲の障害物を取り除き、巻き込みの石にチェーンソーがヒットしながらも可能な限り低く伐って作業を終了しました。

202158222217.JPG

伐採木

202158222321.JPG

太枝吊るし伐り

202158222448.JPG

2番玉2m材吊るし伐り

202158222459.JPG

幹吊るし伐り

202158222341.JPG

元木2m材吊るし伐り

202158222352.JPG

断幹伐採

20215822243.JPG

伐採発生材集材

202158222414.JPG

伐採材(2m薪材)

202158222424.JPG

短幹発生材

202158222434.JPG

施工後

 

埼玉県入間市 神社境内のソメイヨシノの伐採

令和3年4月10日実施

当社従業員を介して隣の大字の神社役員様より、当社近所の村社境内の道路際にある目通り250㎝のソメイヨシノの伐採の依頼がありました。

ソメイヨシノの寿命とともに樹幹が痛み始めているため、落下枝や倒木を未然に防ぐ目的で伐採したいとのことでした。

6年程前にこのサクラと並んでいた2本のサクラを痛んでいたことにより当社で伐採し、その際にこのサクラだけは残すことで当時は軽く剪定して伐採を免れていました。

2月にご依頼をいただいていましたがサクラの開花まで2ヶ月を切っていたので、折角なので最後のサクラを見てからの伐採を希望されていました。

3月上旬に清瀬市でケヤキの伐採を実施したお客様のところにあるソメイヨシノも同様に、花が散ってからの伐採を希望されていたので午前に清瀬市で作業し、午後は地元に戻ってきて伐採することにしました。

伐採は両者ユニック車での伐採も可能な条件でしたが、1日に2件持ち回りで伐採する都合上ミニラフターを随行させることにしました。

まずは朝より清瀬市でサクラ1本を伐採して幹と太枝は当社で引き取り、サクラの枝葉と先月伐採したケヤキやサワラの枝葉をチップ化して散布し、終了後は地元に戻って神社へ直行しました。

13tクレーンを神社の駐車場へ設置し、クレーンとサクラとの間には旗竿やイチョウがあるためジブを拡張して午後の作業を開始しました。

吊り伐りした材は境内の庭へ下ろし、枝払いして細枝はチップ化してもよいことになっていたので、粉砕して花壇の防草材として散布しました。

太枝を順に吊り下ろし、根元は2m程度となってしまうものの二又から上は3~4m材を採るように伐採し、伐採材は全て無償で引き取りました。

二又の両木口には既に下からの腐食が届いており、根元は樹幹の3割以上が空洞になっていました。

サルノコシカケ等が寄生している跡はありませんでしたが、長い目で見るとソメイヨシノの寿命であり、倒木等が発生する前に伐採できて役員様も一安心されていました。

通りがかりの地元の人の数名からはもったいないとの声がありましたが、立木の状況を説明してご理解をいただきました。

2021411225451.JPG

伐採木(清瀬サクラ)

202141122553.JPG

枝吊り伐り(清瀬サクラ)

202141123012.JPG

伐採木(神社サクラ)

2021411225519.JPG

枝吊り伐り

2021411225532.JPG

太枝吊り伐り①

2021411225544.JPG

枝処理作業

2021411225554.JPG

太枝吊り伐り②

202141122564.JPG

太枝吊り伐り③

2021411225616.JPG

元木吊り倒し

2021411225952.JPG

伐採材積込(午前午後混載)