施工事例

東京都清瀬市 屋敷内のシイの伐採

令和3年11月13日実施

今年3月に清瀬市で長尺ケヤキを伐採したお客様の向かい側にお住まいのお客様より、自宅屋敷内にある目通り210㎝のシイの伐採の依頼がありました。

大きくなってしまったことや、樹冠内に2軒分の引き込み電線や電話線が取り込まれて絡んでいるとのことで伐採したいとのことでした。

伐採木は市道に面した自宅敷地内の裏庭の端にあって、周囲はブロック塀や建物等に囲まれた位置に立っていました。

樹高は10m程度と高くはなく、ユニック車でも伐採可能なサイズでしたが塀の中のため車両を木のすぐそばへ接近させることができませんでした。

幸いにも敷地内へ通じる常口通路の近くにシイが立っていること、入口付近が隅切りで多少広くなっていることからミニラフターを設置することが可能でした。

作業中は常口及び通路が出入不可となること、依頼人様側で身内の方が出入不可では営業上支障をきたす曜日があるとのことで、曜日一部指定で迅速に作業する必要がありました。

依頼人様より常口通路のうち、水道管工事により掘り返して再舗装した上は地盤が柔らかい可能性があるとのことで、クレーンが通る場所は敷板等での養生を申し付けられていました。

ミニラフターのため厚ベニヤや矢板の敷設で十分で、朝の作業前に要所へ敷き詰めて12tクレーンを搬入しました。

他業者によると、通路を車両が出入りする庭までの40m程の区間を敷鉄板による養生が必須であるとのことで、その経費だけでも大きなものでした。

当初の予定通りに常口にクレーンを設置し、伐採材は長い通路を利用して適宜荷下ろしして枝払い作業等を行い、中庭に近い側で枝葉をチップ化しました。

依頼人様は農家であるためチップは畑で使うとのことで、依頼人様の軽トラダンプへ排出して満杯になると畑へ運搬していました。

4本の電線類が枝葉の中に絡み込んでおり、吊り伐り後に枝が暴れて断線させないように注意しながら枝を吊り伐りしました。

電線が絡んでいることや常緑樹で枝が多いため枝下ろしで午前一杯かかり、午後一で幹の伐採に取り掛かりました。

根張りに細い鉄パイプが巻き込まれていることを確認したため、撤去したのち地面に近い位置で鋸入れしましたが異物を伐ってしまったので、依頼人様了承の下で高めの位置で元伐りしました。

切り株が高めで萌芽の可能性があるため除草剤注入等の処置をアドバイスし、伐採作業を終了しました。

枝葉チップは軽トラダンプで2台半程度排出し、太めの枝は薪用材として幹はチップ材として当社が全て無償で引き取り、1日で全て引き上げて全作業を終了しました。

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伐採木

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枝吊り伐り

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太枝吊り伐り

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枝払い作業

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枝葉粉砕積込作業

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2番玉胴切

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元伐り

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元木吊り倒し

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胴木伐採材等

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太枝薪材