2025年06月

埼玉県入間市 神社境内のナラ枯れ樹木2本の伐採

令和7年6月12日実施

地元入間市の当社所在の大字自治会の役員様より、村社境内二の鳥居周辺にある目通り170㎝の枯れナラと目通り210㎝の半枯れナラの伐採の依頼がありました。

鳥居脇にあるコナラがカシノナガキクイムシによるナラ菌の侵入により枝の先端が枯れ始まり、枝が鳥居や参道の上に被っていたため万が一枝が落下して問題が発生する前に早い段階で伐採したいとのことでした。

昨年度からの申し送り事項で4月の役員改選後の協議により伐採が決定し、優先順位等により伐採対象を絞り込んだ結果、鳥居脇の半枯れナラとこのナラを伐採するにあたり支障となる枯れナラの2本となりました。

予算の都合上1日で伐採処理可能な本数で、枝葉は自治会側で処分するとのことで一時林内残置とし、処分できない幹等は当社で引き取ることで10月の祭典前を条件に6月中に施工することになりました。

伐採するにあたり境内林隣接の畑へ伐倒するために所有者様へ承諾を得て林外へ伐倒し、畑と境内林の間に通っている農道上へユンボを搬入して農地や林地へ進入せずに枝葉集積や伐採材集材するようにしました。

伐採時支障木も含め対象木以外は基本的に伐採しないため、残存木の間を縫って対象木を伐倒する際に残存木が下敷きになってしまった場合以外は伐採しないので、残存木の損傷を最小限にする必要もありました。

既に枯れて2年以上経っている枯れナラは畑側へ傾いていたためそのまま伐倒し、枝は着地時にバラバラになったので基本林内残置として幹と一部の太枝を集材しました。

鳥居脇の半枯れナラは鳥居側へ重心が傾いていたのでユンボで曳いて畑側へ的確に伐倒し、伐採材は大まかに伐って農道へ曳き出して処理しました。

農道は勾配が急で狭く二駆車両では伐採現場まで登れないので、集材した伐採材はユンボで道路脇まで集積してからトラックへ積んで搬出しました。

伐採材は搬出機材の都合上幹材は2mで搬出し、太枝材は4mで搬出して各1台ずつ引き取り、ユンボも当日中に回収して作業を完了しました。

伐採木(枯れナラ)

伐採木(半枯れナラ)

枯れナラ伐倒後

半枯れナラ伐木

半枯れナラ伐倒後

半枯れナラ全幹木寄せ

半枯れナラ玉切造材

2m材集材集積

2m材積込

2m材搬出