施工事例

東京都青梅市 屋敷内のケヤキ・ヒノキ・スギの買取伐採

平成29年10月14日実施

青梅市の造園業者様より、同市内の個人様屋敷内の裏庭にあるケヤキ2本、ヒノキ1本、スギ2本の伐採の依頼がありました。

裏庭にある納屋の解体や立木の整理に伴い、依頼の5本を含む全ての立木を伐採するとのことで、その中でも大きい方5本の伐採を当社が担当することになりました。

ケヤキは目通り220cmと190cmで、目通り220cmケヤキは立ち枯れでブロック塀の間に立っていました。

当初はケヤキ2本の依頼でしたがこの2本だけでは作業が早く終わってしまうため、造園屋さんが伐採予定だったヒノキとスギも一緒に伐採させていただくことになりました。

ケヤキ2本は枯れたり枝があったりでも6m以上の直材が採れ、ヒノキも長尺材として搬出が可能であったのでこの3本を買取させていただき、全ての伐採費用を相殺することが可能となりました。

曇り時々雨の予報が出ていましたが延期にした場合は11月まで先延ばしになること、1日フル稼働で作業する現場ではなかったので雨が降っている間は休止しても問題ないということで本日実施しました。

伐採には13tクレーンを搬入し、まずは家のすぐ横に立っている目通り150cmのヒノキの伐採から開始しました。

ヒノキはクレーンの作業能力的に丸吊りが可能でしたが、吊り下ろすスペースが狭いため地上7m付近で一旦胴切して樹冠部を伐り下ろしました。

ヒノキ胴切後、元木は7mのまま元伐りして吊り倒しました。その後、クレーンを入口付近に移動してケヤキ2本の伐採に取り掛かりました。

まずは、目通り190cmケヤキより伐採を開始し、細枝等を伐り落とさず最初から幹に玉掛して元伐りし、丸ごと吊り倒しました。

吊り倒して枝払いし、長さを採寸したところ9mあったので元木を6m、2番玉を3mで造材しました。

次に、立ち枯れの目通り220cmケヤキも同様に最初から幹に玉掛して元伐りしました。生木の状態よりも約1t軽かったので、皆で驚いていました。

このケヤキの周りにあるブロック塀は取り壊さないとのことから伐採には神経を遣い、玉掛も2点掛けをして伐り離し後に材が極力動かないように注意しました。

ケヤキ2本伐採したところで11時前であったので、昼前に長尺材の搬出をしてしまうことにしました。

搬出用トラックは現地で駐車するスペースを確保することができなかったので、搬出するタイミングでトラックを当社まで取りに帰りました。

現場前の道幅が3mも無い非常に狭い生活道路で、トラックを搬入する上で人員総出での誘導が必要でした。

積込み後、トラック後部より材が約2m飛び出ているため、近くの主要道路への曲り角まで搬入時と同様に誘導付きで見送って現場から材を搬出しました。

午後は残りのスギ2本を伐採し、ヒノキと同様にスギ2本も樹冠部を胴切して伐り下ろし、枝無しの状態で元伐りをしました。

スギ材とヒノキ材の2、3番玉は別のトラックに積み込んで搬出し、枝葉等は造園屋さんが処分することなっていました。

長雨の影響から現場内の地盤状態が悪く、前日に造園屋さんが丁寧に砂利撒きをしましたがクレーンの自重で沈下してしまい、クレーンがスタックしてしまうこともありました。

雨も霧雨程度で済み、作業を長らく中断することもなく15時にはクレーンの搬出も完了し全作業を終了しました。

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伐採木(左奥:ヒノキ、手前左:目通り220cmケヤキ)

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ヒノキ胴切

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目通り190cmケヤキ元伐り

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目通り190cmケヤキ全木吊り倒し

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目通り220cmケヤキ元伐り

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目通り220cmケヤキ全幹吊り出し

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ケヤキ伐採材

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スギ胴切

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長尺材積込

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長尺材搬出