施工事例

埼玉県三芳町 工場敷地内の防音林の伐採及び枝下ろし(2)

平成29年9月15日実施

三芳町の建設会社様より、7月に伐採した同町内の金属加工工場敷地内の防音林の伐採及び枝下ろしの依頼がありました。

工場の南側に位置するこの防音林を道路から5.5mの範囲を伐採して駐車場を新設するとのことで、範囲内のクヌギ5本の伐採と範囲外のヤマザクラ2本の芯止めを工事の都合上早く伐って欲しいとのことでした。

この防音林は5年前に当社で枝下ろし等の伐採を実施しており、今回伐採の対象となるクヌギのうち2本が樹高5~6m程度で芯止めしてありました。

伐採には16tクレーンと高所作業車を使って欲しいとのことでしたが、急な依頼のため13tクレーンしか手配できなかったので、当社の13m高所作業車とともに作業することになりました。

依頼を受けて現場確認に行った際は暗い林でしたが、建設会社様が予め作業がしやすいように灌木や草を撤去していました。

今回、枝処理や片付人員は建設会社様が手配するとのことで、当社からは最低限の人員のみが来るように指定されており運搬車両上3人で行きました。

まずはクレーンを使用せずに、高所作業車で届く範囲の枝をそのまま伐り落とすことから始めました。

高所作業車で枝切りをしていると、以前に芯止めしたクヌギの頭の腐っている部分にスズメバチが小規模ながら営巣していることが分かりました。

一時的に作業を停止せざるを得なくなりましたがすぐに殺虫剤を手配してもらい、巣穴に大量の薬剤を噴射してハチを撃退しました。

ハチ撃退後はすぐに作業を再開し、ヤマザクラの芯止めと枝切りを終えたクヌギ3本の元伐りをしました。

休憩を挟み、クレーンと高所作業車を移動して枝下ろしをしたことがないクヌギ2本の伐採に取り掛かりました。

1本はさほど大きくなかったので、クレーンで丸吊りして伐り倒しました。残り1本は枝を吊り伐りして3回で取り払い、胴木は胴切せずに1回で吊り倒しました。

午前で南側防音林の伐採作業は完了し、午後は伐採材の積込みと追加で依頼された工場内のコナラ1本を伐採しました。

このコナラは重量的に13tクレーンで丸吊りできる大きさでしたが、狭い場所での作業で材を吊り下ろすスペースが無かったので、一旦10m付近で胴切してから元伐りをしました。

枝葉は建設会社様が処分するので林内に残置し、伐採材はいつものように引き取って欲しいとのことでした。

また、このほかに7月に当社で伐採した西側の工区で、建設会社様側で新たに伐採したケヤキ4本も同時に引き取ってきました。

2017915211221.JPG

伐採木(手前側クヌギ5本)

2017915211235.JPG

クヌギ1本目枝切り

201791521130.JPG

ヤマザクラ枝切り

2017915211313.JPG

クヌギ2本目元伐り

2017915211436.JPG

クヌギ4本目全木吊り倒し

2017915211449.JPG

クヌギ5本目枝吊り伐り

2017915211335.JPG

追加分コナラ胴切

2017915211348.JPG

追加分コナラ元木吊り倒し

201791521146.JPG

ナラ伐採材

2017915211420.JPG

施工後