施工事例

埼玉県さいたま市浦和区 教会内のマツ2本とエノキ1本の伐採

平成29年9月4日実施

さいたま市浦和区のカトリック北浦和教会より、教会内の隣人様宅と接している植え込みにあるマツ2本とエノキ1本の伐採の依頼がありました。

その隣人様宅の雨どいがマツの枯れ葉で詰まり、定期的に清掃していることを教会側が知っており迷惑を掛けてしまっているということから今回伐採することになりました。

当初はマツ2本の伐採ということでお伺いしましたが、マツ2本のほかに傍にあるエノキ1本も落葉対策として一緒に伐採して欲しいとのことでした。

この周辺は昔からマツが多い地域で、住宅街になる前は辺り一面が松林だったそうです。教会以外に現在でも所々にマツの大径木や群生が僅かに残っています。

教会は閑静な住宅街の真ん中に位置しており、敷地は広いのでクレーン等の車両を搬入することは容易でしたが、教会への進入は当社の運搬用トラックが限界でした。

敷地内は広いものの木を伐り倒すことはできないので13tクレーンを搬入して吊り伐りし、伐採補助として当社の13m高所作業車も使用しました。

まずは手前側のマツから伐採を開始して枝を全て取り払い、3番玉を胴切したのちは胴木を丸ごと吊って伐り倒しました。

吊り倒し後、元木は梁用丸太として6m、2番玉は3mでそれぞれ造材しました。

次にエノキの伐採に取り掛かり、この木は樹高が低く直下には障害物が無かったので、大方の枝は伐り落として太枝と胴木を吊り伐りしました。

奥側のマツは高所作業車が届かないと予想しており直接木に登って伐採する予定でしたが、ギリギリ作業範囲をカバーできたので伐採は全体的に早く終了しました。

このマツも3番玉を末口から4mで胴切してから、胴木を丸ごと吊って伐り倒しました。この木は節が多かったので吊り倒し後は元木を4m、2番玉を3mで造材しました。

11時から一時的に雨天となりましたが高所作業車を使えたことで12時までに3本とも伐採を完了し、午後からは丸太および枝葉の積込みとなりました。

枝葉は処分する必要があり、現場は当社から遠く、ダンプでピストン輸送できないことからダンプのほかにユニック車にも枝葉を積込みました。

高所作業車で使用したユニック車は、往復とも枝葉積込用のユンボ回送に充当しました。

当社車両5台を投入して1日で全ての伐採材および機材類の搬出入を完了し、伐採工事を終了しました。

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伐採木

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梢端吊り伐り(手前側マツ)

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3番玉胴切(手前側マツ)

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元伐り(手前側マツ)

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元木吊り出し(手前側マツ)

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エノキ元伐り後

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梢端吊り伐り(奥側マツ)

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元伐り(奥側マツ)

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元木吊り倒し(奥側マツ)

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伐採材