平成28年8月8日午前実施
以前東村山市内の神社で伐採した際の関係者の方の紹介により、その方の近所にお住まいのお客様より墓地の横ある枯れ始めたエノキの伐採の依頼がありました。
一部生きている枝があるものの多くが枯れたり枯れ始めており、以前大風が吹いた際に枯れた枝が落下して墓石に直撃したことがあったそうです。
枯れ枝の中には既にキノコが生えているものがあり、台風シーズンへ突入する前に対策しておきたいとのことでした。
木自体が細く、多くの枝が枯れているため直接登って枝を伐ったり、ウインチで曳き倒すことができませんでした。
また、墓地の入り口が狭く、軽トラならギリギリ入ることができるという状況であるため、小型の高所作業車も入れることができませんでした。
隣人様の駐車スペースをお借りすることができましたが、住宅街の中にあるため4t車級を進入させることが難しく、20m級の高所作業車も使うことができませんでした。
そこで、13tクレーンなら住宅街の中でも駐車スペースにも入ることができるので、クレーンでの枝下ろし・吊り伐りをすることにしました。
クレーンとエノキとの距離は約17mも離れていました。衝撃で折れてしまいそうな枝が非常に多いので、クレーンで空師を吊り上げて手作業で除去しました。
枝を全て伐採した後は、墓地のブロック塀の高さと同じに幹を胴切して欲しいとのことでしたので、太枝を全て吊り伐りしてから胴切をしました。
このエノキの所有者は依頼主様ではなく、隣接する畑の所有者の木のため発生材は全て現地に残置しました。
作業は午前中のうちに終了し、移動して午後より入間市でコメツガの吊り伐りを行います。