施工事例

埼玉県入間市 境内林のケヤキ・カシ・ムクの伐採(2)

平成28年5月28日実施

入間市での寺院境内林伐採の続き記事です。

昨日が雨予報のため作業を1日延期し、本日は25tクレーンを使用しての敷地西側のケヤキ2本の枝下ろしと追加分スギ3本の伐採を行いました。

クレーンは建物と植木の間にある約3mのスペースに鉄板を敷いて設置しました。

作業半径25m超にある立木を25tクレーンで伐採するため、本日の作業開始前にブーム最大伸長の他にジブ2段拡張をして25tクレーンの最大揚程を確保しました。

ケヤキ胴木は4~6mの長さで搬出する必要があり、例え50tクレーンを搬入しても大きく吊り伐ることができないので、枝下ろしを先行的に実施して後日チルホールを用いて伐倒してからクレーンで吊り出すこととしました。

ここで、一般的な伐採業者のように1~2mの長さに胴切しては木の価値が無くなってしまうので、材木店として最大限価値の出る長さで伐出するように工夫をします。

枝下ろしは空師さんが木に登って伐採し、駐車場へ吊り下ろした枝は即座に切断処理して当社のダンプとリースのダンプに積込み、当社置場まで2台体制でピストン輸送しました。

枝処理は空師さんグループの素早い切断処理と、当社の迅速な選別・積込・搬出により、新たな枝が下りてくるまでには直前に下りていた枝の切断と積込は終了していました。

午前中にケヤキ2本の枝下ろしが終了し、午後はスギ3本の伐採と26日に伐倒したカシとムクの胴木を駐車場まで搬出しました。

スギはクレーンから35m程度離れているので150kg前後しか吊れないため、軽い梢端部のみを直接吊り伐り、残りの胴木は3~4mの長さで伐り落としてからクレーンで吊り出しました。

本日発生した枝葉等の発生材は全て搬出を完了しており、ケヤキ・カシ・ムクの太枝、スギ・カシ・ムクの胴木は駐車場の端に積み上げて後日搬出するように選別しました。

30日も雨予報が出ているため作業を延期し、31日から作業を再開します。

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25tクレーン設置

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枝吊り伐り

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枝吊り下ろし

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荷外し・枝処理作業

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発生材積込作業

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発生材搬出・処分