施工事例

埼玉県三芳町 屋敷内のケヤキ3本等の伐採

令和2年4月11、19日実施

三芳町の空師さんより、同町内にお住まいのお客様の自宅屋敷内にある目通り220cm、190cm、140cmのケヤキ3本の伐採と他ケヤキ数本の枝下ろしの依頼がありました。

伐採するケヤキ3本に面する側の住民より町役場を経由して落葉のクレームが入っており、早い時期に伐採して欲しいとのことでした。

3月下旬に空師さんへ依頼が入ったものの、4月になると本業の農作業が始まって人手が足りない状況となるため、当社へ伐採の応援要請がありました。

伐採する3本の他に自宅母屋や納屋へ被ったケヤキの枝下ろしや剪定も同時に依頼されているため、既に時期としては遅いものの可能な限り早急に実施することにしました。

伐採するケヤキ3本は敷地南側に隣接する郵便局の駐車場に面しており、幹を伐出するにはクレーンを駐車場へ設置する必要があるため、郵便局が休業の土日に作業が限られていました。

土曜日は午前のみ郵便局のATMが稼働している都合上、午後しか駐車場を使用できないので午前は自宅敷地内から作業する必要がありました。

当初は土曜日終日で駐車場を使用可と聞いていたので、最速で実施可能な11日を作業日として指定していましたが、半日しか駐車場側で作業できないことが前日に判明しました。

所定の依頼では2日間の作業を予定していたので、14日に実施予定だった枝下ろしや剪定を11日午前に施工し、午後は駐車場へ移動して作業することにしました。

14日に予定していた作業2日目を18日土曜日に延期し、午前は同様に敷地内から作業して午後は駐車場へ移動して残りを伐採することにしました。

11日は朝より自宅敷地内へ13tクレーンを搬入して母屋と納屋に被ったケヤキの枝を吊り伐りして、午後は駐車場から目通り190㎝と140㎝ケヤキを伐採しました。

運搬車両の関係上、目通り190㎝ケヤキの元木6m材のみを敷地内へ吊り倒したまま搬出せずに放置して初日の作業を終了しました。

18日は雨天予報のため翌日19日に延期し、日曜日は郵便局のATMが終日休止となるので朝から駐車場へ13tクレーンを搬入して目通り220㎝ケヤキの伐採から再開しました。

目通り220㎝ケヤキは元請の空師さんが以前に枝下ろしをしているので細い萌芽枝だけとなっており、枝を全て取り払ってから胴木は4分割にして吊り伐りしました。

このケヤキは木が小さかった頃にブロック塀を設置したので今では生長して塀を押すようになっており、あと数年放置すると塀が崩壊してしまう状況でもありました。

依頼人様は落葉対策として木が無くなれば良く、伐り易いようにブロック塀と同じ高さで伐採しても良いとのことでしたが、木がもったいので可能な限り根元から伐採しました。

所定の作業ではこの目通り220㎝ケヤキの伐採で終了でしたが、時間が大幅に余っていたので他のケヤキの軽い剪定やヒマラヤスギ小径木4本の伐採等、夕方まで作業を続けました。

空師さんが立会いの下、いつものように共同作業をしてユンボとダンプを持ち込みで枝葉の搬出処分を担当し、伐採材は帰り荷として当社で引き取りました。

目通り220㎝と190㎝ケヤキの伐採材はサイズ的に売れ筋の材で、今回は6m材や4m材で良い材が採れましたが、伐採時期が遅いことと感染症蔓延による需要の大幅減により無償引き取りとなりました。

伐採と片付を同時並行して行っているため、伐採材および発生材搬出は流れ作業のように残すことなく全て当日中に搬出を完了しました。

この伐採現場と並行して工期が厳しくない山林伐採を施工しているため、今回のような曜日指定の現場には優先的に対応させていただきました。

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伐採木(左から目通り140㎝、190㎝、220㎝)

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目通り190㎝ケヤキ元木伐採材(11日)

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目通り220㎝ケヤキ萌芽枝吊り伐り(19日)

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目通り220㎝ケヤキ枝吊り伐り(19日)

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目通り220㎝ケヤキ3番玉胴切(19日)

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目通り220㎝ケヤキ2番玉胴切(19日)

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目通り220㎝ケヤキ元伐り(19日)

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目通り220㎝ケヤキ元木吊り倒し

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伐採材

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施工後