平成28年12月8日実施
熊谷市のお客様より、行田市の空地の脇に立っている目通り220cm、240cm、270cmのケヤキ3本と付随する立木の伐採の依頼がありました。
今年の1月にご依頼をいただきましたが土地の都合からすぐに伐採することができず、伐採した枝葉は依頼人様がチップ化、太枝は薪に使用したいとのことで落葉してから伐採して欲しいとのことでした。
伐出には隣接の広い空地を使用することが可能で、枝葉等の処分が一切無かったのでケヤキ3本を買取させていただき、伐採総工費よりケヤキの価値の方が上回っていたので差額をお支払いしました。
また、買取するケヤキ3本以外の立木も同時に伐採して欲しいとのことでしたので、工期内に伐採することができ、枝葉の処分が発生しないことから追加費用無しで伐採させていただくことにしました。
ケヤキには幹曲りや節といった欠点がありましたが、木質が良い方で、伐出条件が非常に良好でしたので買上して伐採することが可能となっています。
見積当初ケヤキは吊り伐りを予定していましたが、空地のためクレーンを木の近くまで搬入できない可能性があったので、吊り伐りではなく伐倒する場合も考慮していました。
鉄板を敷設する場合、相当な枚数が必要となってケヤキを買上することができなくなることから、鉄板敷設は見合わせていました。
12月になって急に気温が下がり降霜の影響で余計に地盤が緩み、クレーンを木の近くまで搬入することができませんでした。
朝より25tクレーンを手配していましたが、伐採には使用せずに原木の木寄せ積込みに使用することにしました。
伐倒する前に、3本ともまずは空地側に伸びている枝だけを木に登って伐り落としました。
目通り220cmのケヤキは空地側に大きく傾いていたので、枝下ろし後はそのまま伐倒しました。
残りの目通り240cmと270cmのケヤキは枝下ろし後、チルホールを使って空地へ伐倒しました。
ケヤキを伐木造材後ようやくクレーンの出番となり、地盤が沈下しない空地の入口付近に設置して木寄せ集材しました。
そのうち、目通り220cmと270cmのケヤキ元木はそのまま積込んで当日中に搬出しました。
残りの材も翌日ユニックで積み込めるようにクレーンで入口付近に集材し、本日の作業を終了しました。
明日は追加依頼されていた立木の伐採、目通り240cmのケヤキ元木搬出、空地の片付および原状復帰をして全作業を終了します。
ケヤキ伐採木(左:目通り220cm、中央:目通り270cm、右:目通り240cm)