平成28年12月3日実施
昨日の群馬下仁田での作業に引き続き今日も特殊伐採で、今回は木登り空師伐採です。
三芳町の空師さんより、所沢市内の個人様敷地内の道路際にあるケヤキ大小7本の伐採の依頼がありました。
空師さんが電線に干渉していたカシ等の伐採を担当し、当社がケヤキの伐採を担当して僅かでも作業費用を値引いてあげて欲しいとのことでした。
依頼人様の敷地とケヤキの間には細い道路と電線が通っており、クレーンは依頼人様の敷地に設置して道路と電線を跨いで作業することになりました。
ケヤキは太くても目通り230cm、200cm、190cmと小ぶりで他4本はさらに細いので、作業費用を僅かながら値引きさせていただきました。
枝下高が高い部類ですが、道が狭く長い状態で伐出することができないので、鉄板等を用意せずに依頼人様の敷地から作業することにしました。
ケヤキを伐採する前に空師さんがカシ等を除去して見通しを良くすることになっており、それが終了次第ケヤキを伐採して欲しいとのことでした。
当初は25tクレーンを搬入する予定でしたが県道からの入口がクランクになっており、測量の結果でもギリギリ搬入できないことが判明しました。
長さ7.7mのショートキャブユニック車で本当の限界というくらいにクランクが狭く、当社の回送車は長さ8mであるため進入できませんでした。
25tクレーンを使用できないことが判明したため、急遽20tクレーンを手配して作業せざるを得ないことになりました。
20tクレーンのため、当初丸吊りを予定していた細木4本も枝下ろしか胴切が必要となり、時間がかかることが心配されました。
目通り200cmのケヤキの枝下ろしは25tクレーンであれば3分割で全ての枝を伐り終えるところを、20tクレーンでは8分割で伐り下ろしました。
20tクレーンでは目通り200cmケヤキの枝下ろしが安全な作業の限界で、その奥にあった目通り190cmケヤキは半分を人力で枝下ろしをしました。
目通り200cmと190cmのケヤキは胴木を4mで吊り伐ることができないので、枝を全て取り払った後にチルホールで伐倒し造材してからクレーンで吊り出しました。
25tクレーンを搬入できた場合、一番奥の1本を除き6本を伐採する予定でしたが、20tクレーンでも予定通り伐採することができました。
伐採した材・枝葉は分担通り当日中に全て搬出を完了し、奥の残った目通り230cmのケヤキは13tクレーンを道路に設置して追って行うことにしました。