平成30年3月23、24日実施
地元入間市の近所にお住まいお客様より、ご自身所有の山林の林縁部にある樹木のうち民家や墓地へ伸びたコナラ等の伐採の依頼がありました。
当山林は丘陵地からの尾根の先端で東側と南側が民家で西側が墓地に囲まれており、東側の住民から枯れ枝が落ちて小屋の屋根や照明を壊したので対処するようにとのクレームがあったそうです。
また、西側の墓地所有者からも枝が落ちて墓石を壊した際の責任問題について持ちかけられていたそうで、2軒からのクレームで今回障害となっている樹木を伐採することになりました。
東側のコナラは民家の駐車スペースをお借りすることで13tクレーンが搬入可能で、南側のナラ類は道路の広い場所を片側通行にすることで25tクレーンが搬入可能でした。
西側の墓地の上へ伸びたコナラ1本はすぐ脇にあったコナラを伐採することで、山林内に向けてチルホールで伐倒することが可能でした。
南側の住民からクレームは無かったものの、この機会に同時に伐採することにしました。伐採材及び枝葉は山林内のため搬出せず、全て林内残置でよいことになっていました。
まず23日は東側工区の伐採時の片付に必要な2tユンボを山林内に搬入すべく、南側民家裏の狭い通路脇から灌木を除伐しながらユンボを搬入しました。
次に東側民家の駐車スペース上に伸びた枝を当社の13m高所作業車で予め伐り払い、クレーンが容易に作業できるように下準備しました。
午後より、西側工区の墓地付近のコナラ4本のうち3本をチルホールを用いて山林内へ伐倒しました。
伐採した3本は、墓地への完全な支障木、支障木を伐採するための障害木、今後墓地への支障が見込まれる準支障木でした。
24日は東側民家の駐車スペースに13tクレーンを搬入し、民家への支障となっているコナラ5本の伐採を開始しました。
駐車スペースは幅が約3.5mでクレーンのアウトリガーを中間程度しか張り出しできず、枝を大きい状態で吊り伐りできないので2日かけて伐採することにしていました。
枝を取り払えれば幹自体は伐倒することが可能で、24日はクレーンより左側3本の伐採を完了しました。
4本目の枝を半分程伐り下ろした時点で3時前となり、残りの枝はジブを拡張しないと作業できない高さとなったところで伐採作業を終了しました。
段取りの都合上時間が余ることを予想していたので、伐採材を搬出する場合を想定して23日の伐採材を含め4mで造材していました。
当社と現場は車で3分の距離で運搬用トラックを簡単に取りに行けるので、残り時間で1台満載分の伐採材をクレーンで積込みして作業を終了しました。
※掲載写真は全て24日作業分です。23日実施の西側工区伐採の写真は撮影しておりません。