平成29年2月5日実施
材木問屋様の紹介により、問屋様のお客様である建築業者様からリフォーム現場にある目通り200cmのケヤキの伐採の依頼がありました。
ケヤキは日の出町の山合いのお宅の庭にあって、家をリフォームしている最中で費用が多く掛からないようであればこの機会に伐りたいとのことでした。
木は隣地との境を流れる水路のすぐ脇にあり、水路を跨いで隣地に伐り倒すことも可能でしたが、伐倒時に水路を痛めてしまう可能性があったのでクレーンで吊り伐りすることにしました。
お宅の常口は2m少々と狭く、坂がきつくてすぐ横には水道の配管が通っていたので、隣地をお借りして13tクレーンを搬入しました。
建築現場である都合から作業は日曜日がよいとのことで、当社の都合上でも本日がよかったのでお互い都合よく実施することができました。
以前に枝下ろしをしており幸いにも枝が少ない状態でしたので、枝下ろしは片方の大きい枝1回と細い枝3回で終了しました。
2番玉胴切の玉掛用に一部の枝を残し、地上6m付近で一旦胴切をすることしました。
枝下ろしをしている木のため、胴切した位置よりあと少し上で胴切した場合は腐りが出ることを予想したので、現状位置での胴切をしました。
この位置で胴切した場合は6m材が欠けてしまうので、根周りの土を掘り下げてから元伐りして6m材を確保しました。
水路の脇に立っている木のため根曲りしていますが、無節材だったので短幹材にせずに6m×54cm材で搬出しました。
クレーンを設置した土地の所有者様より薪が欲しいとのことでしたので、枝の太い部分を薪材として切って提供しました。
8時から作業を開始して10時には積み込みまで終えて撤収できる状態でした。そこから移動して、午後からは川越市で目通り210cmのケヤキ1本の伐採も行いました。
日の出町と川越市の現場は偶然なことに同じ日に見積の依頼を受け、同じ日に現場を拝見し、さらに同じ日に伐採を実施することができたので双方様々な費用を抑えることが可能でした。
日の出町の現場はケヤキを買取して作業費用と枝葉処分費用を値引きし、クレーン費用のみで伐採させていただきました。
川越市の現場もケヤキを買取して伐採費用を値引きし、半日の作業人件費のみで伐採させていただきました。