平成29年1月13日実施
さいたま市西区でのケヤキ伐採の続き記事です。
昨日はクレーンの使用できない位置にあった細い木やシュロ等を人力で伐採搬出しました。
クレーンが使用できないので発生材を全て手作業で搬出しなければならないため、水路の奥方面へ搬出できれば非常に効率的でした。
工事開始する前の時点では、水路奥にある裏の敷地には大量の荷物が置いてあって奥方面へ搬出することができませんでした。
しかし、今回の工期中はその荷物が全て無くなっており、所有者に交渉したところ快く裏の敷地を貸していただくことができました。
11日に元伐りの足場として使用していた厚いベニヤ板を水路上に並べて足場を確保し、その上を歩いて発生材を持ち出すことにしました。
本日は前日までに伐採したケヤキの胴木2.5本分と、水路の一番奥にある目通り200cmのケヤキを伐採しました。
このケヤキはクレーンを設置した道路から40m以上も離れた水路の脇に立っており、クレーンが一切使用できないということから当初は枝下ろしのみの予定でした。
数百トンクラスのクレーンを搬入しない限り、通常では材としての伐出が不可能な位置に立っていました。
裏の荷物が全て片付いており、13tクレーンであれば鉄板を敷設せずにギリギリ進入できるということになったので、急遽伐採ということになりました。
ケヤキの持ち主は個人でしたが、根元からの伐採ができるのであればこの機会に伐ってしまっても良いとのことでした。
まずは、11日にクレーンを設置した道路上に再度13tクレーンを設置し、予め玉切をしたケヤキ丸太を引き摺り出しました。
水路のすぐ脇に材が倒れているため、材がコンクリートを傷めないように慎重に引き摺って吊り出しました。
吊り出し後はすぐにトラックへ積込み、搬出が終了したところで裏へ移動してケヤキの伐採に取り掛かりました。
このケヤキは以前に枝下ろしをしており、細い枝が少し生えているだけでしたので、枝下ろしをせずに胴木を2分割で伐採しました。
敷地内の一部は軟弱な箇所がありましたが、クレーンの作業位置付近は幸いにも堅い地盤であったので、13tクレーンでも十分な作業能力を得ることができました。
以前の枝下ろし位置からの腐りがあるケヤキでしたが、立っている時から古木であることがわかっており良材が採れることは予想していました。
伐採してみると目通り200cmで樹齢150年の古木で、根曲りしているものの白太が非常に少ない優良材でした。
以上で全ての伐出作業を終了し、丸太・発生材ともに期間内に全搬出しました。