平成28年3月25日実施
三芳町の空師さんより、ふじみ野市内の個人様屋敷内にあるケヤキ2本の買取とその他付随する立木の伐採の依頼がありました。
古い木のため枯れ枝が増えてきて、それが落下して木の真下を通る車や人に直撃して事故にならぬよう、この機会に整理するということでした。
以前にも枝が道路に落下して幸いに事故にはならなかったものの、ヒヤヒヤするようなことがあったそうです。
直下の道路は抜け道となっており、現場のすぐそばで交通量の多い県道と交差しているため、昼間でも交通量が多い状態でした。
当社では大径木類の伐採を担当し、空師さんが道路使用許可申請の手続きおよび、中径木の伐採と全ての枝葉の搬出処分を行いました。
前日24日にクレーンを搬入するために垣根の除去、電線に干渉している枝と道路上に張り出した枝を1日かけて先行的に除去しました。
本日は25tクレーンを搬入してケヤキ大径木1本とケヤキ中径木4本の伐採を行いました。クレーンの他、道路上に27m高所作業車も搬入しています。
伐採は枝を大きい状態で吊り伐って木を丸坊主にしてから、胴木を丸吊りして伐り倒しました。
荷下ろしするスペースが非常に狭いため、枝が下りてきてもクレーンで吊るしたままで枝払いして即座にダンプへ積込んで搬出しました。
ケヤキの根元は道路際に設置された柵と非常に近く、大型チェーンソーを使うことが難しい状況でした。
買取対象のケヤキ1本は樹幹内部に多少の腐りがあることを予想していましたが、伐倒したところ予想以上の腐りが出現し、造材してもしつこい腐りが付きまといました。
1本は腐り、もう1本は片面大節であるため、伐採費用値引きでの対応で見積りさせていただきました。
他の中径木でも元腐りがあるため、地質的要因で発生している可能性が高く、もう1本のケヤキでも元腐りがある可能性が出てきました。
週末に空師さんが中径木の伐採を行う予定で、当社が29日に残りのケヤキ大径木1本とムクノキ1本の伐採、全ての胴木を搬出して伐採作業を終了します。