施工事例

埼玉県入間市 屋敷裏の長尺ケヤキの買取伐採 胴木搬出

令和3年2月19日実施

地元入間市でのケヤキ伐採の続き記事です。

昨日までに全ての伐採作業を終了し、本日は元木7m材を搬出するだけとなっていました。

当社の原木運搬車は常口を入るにもギリギリで、ましてや母屋脇の通路に進入することは到底できないので、7m材を裏庭から常口まで搬出する必要がありました。

重量級の伐採材を悪条件下で13tクレーン1台だけで表まで搬出すること自体が非常に難しく、これだけで時間のかかる作業となりました。

4m材にしてしまえば小型車を通路に入れて誰でも簡単に搬出可能ですが、ケヤキの価値が非常に下がってしまうのでここは木材のプロとして短くして伐出する予定は初めからありませんでした。

材をクレーンの近くまで寄せてしまえば定格内で吊り上げることが可能なので、最後は簡単に吊り上げて積込の体勢を取りました。

樹齢約140年と予想よりも年数が経っており、優良なケヤキでしたが割れやすい性質を持っていたので、積込をする前に材の割れを防止するための割れ止め加工を両木口に施してからトラックへ積み込みました。

当社貯木場での荷役作業のためクレーンも原木運搬車に同行し、午後は別現場での伐採にクレーンもまた同行して作業しました。

道路に非常に近いこともあって作業中多くの通行人から伐採を惜しむ声を耳にし、何人も立ち寄って作業を見学したり状況を聞いていかれたりする人が居りました。

県道の脇にあったことで地元の人には良く知られた存在であり目印であり、やはり界隈最後の優良ケヤキと言うに相応しい木でありました。

年を追う毎に材価が低迷するケヤキですが、今回のように伐採費を上回る立木を久々に伐れたことで大切に残してきたケヤキに恩返しすることができました。

伐採搬出条件の良い場所に立っていれば搬出費用に相当する分も買取に反映することができたので、価値があるケヤキでも少々残念な感じとなりました。

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木寄せ①

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木寄せ②

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吊り出し①

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吊り出し②

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吊り出し③

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搬出完了

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割れ止め処理

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積込

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積込完了

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現場搬出