施工事例

埼玉県富士見市 神社境内の枯れマツ、半枯れケヤキ、エノキの伐採

令和2年12月15、16日実施

富士見市の方の紹介により、同市内のご近所にある神社の氏子総代様から境内の枯れマツ3本、半枯れケヤキ1本、エノキ1株の伐採の依頼がありました。

今年2月頃より鳥居の上に伸びた門被りマツが枯れ、立て続けに境内のもう1本のマツも枯れ、残りの1本も枯れ始めて樹勢が虫の息となり、危険な状態となっているので伐採したいとのことでした。

特に門被りマツは倒木等した際に鳥居を確実に倒壊させてしまうため、早い段階に撤去する必要がありました。

マツ3本の他に、隣地の施設駐車場と境内との堺にあるケヤキも枯れ枝がかなり目立ち、根元には腐食が見られて樹勢がかなり衰えていたので予算次第では伐採したいとのことでした。

このケヤキの直下は施設の駐車場となっており、普段より木の下に駐車している車があるので、いつ枯れ枝が落ちて車を破損させてしまってもおかしくない状況でした。

さらにケヤキの他に、境内と駐車場の間に設置されたフェンスを突き破って巻き込むように生えたエノキも大きくなる前に撤去したとのことでした。

これらのご依頼で丁度2日間の作業内容となったことで当初は枯れマツだけの伐採予定のところ、予算も折り合ったのでケヤキとエノキも同時に伐採することになりました。

伐採には2日間とも13tクレーンを搬入し、初日は枯れマツの伐採から取り掛かることにしました。

どの木も樹高が高くないので、枝と幹を断幹してゴミにする方法であれば当社のカゴ付きユニック車での伐採が可能でしたが、全て搬出する必要があったのでラフタークレーンを使用しました。

最初に鳥居脇の門被りマツから伐採を開始し、道路にクレーンを設置しての作業となったので、電話線や旗竿を回避するためにジブ2段拡張しました。

道路からの作業のため、開始時間の関係や伐採材の積込等を全て完了しないと次の木へ移れないので11時過ぎまで掛かり、クレーンの移動等準備後は午後より残り2本のマツを伐採しました。

初日の伐採材は午後より原木運搬車が他現場へ丸太の引取りへ離脱してしまったので、門被りマツの幹だけを搬出して枝葉はダンプ1台分を積み込んで搬出しました。

午前の休憩時に総代様方と枝葉チップ化の話をしたところ、予算の圧縮が可能であれば枝をチップ化してもよいことになったので、2日目はチッパーを搬入して粉砕作業をすることになりました。

2日目はケヤキとエノキを伐採するため、昨日のマツ伐採材を先に積み込んでから隣地施設駐車場へクレーンを移動して作業を開始しました。

エノキは根元の株分かれ部から全木で吊り伐り、駐車場内ではなく境内に吊り倒して枝払いと造材をしました。

昨日残ったマツの枝葉とともに神社本殿の裏でチップ化し、粉砕物は境内に撒いたり農家が堆肥用として持ち帰るとのことで山積み状態でよいとのことでした。

午前のうちにケヤキも半分以上枝下ろしを完了し、午後は残りの枝下ろしと幹を伐採してチップ作業と清掃作業もして作業を終了しました。

太枝伐採材が原木運搬車1台で載り切らない可能性が出てきたため、チッパーで処理可能な太めの枝も粉砕していたことで片付作業に時間がかかり、2日間ともに16時過ぎまでの現場作業となりました。

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伐採木(枯れマツ)

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伐採木(左:半枯れケヤキ、右:エノキ)

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門被りマツ枝吊り伐り①

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門被りマツ枝吊り伐り②

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門被りマツ胴木吊り倒し

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半枯れケヤキ枝吊り伐り①

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半枯れケヤキ枝吊り伐り②

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半枯れケヤキ元伐り

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半枯れケヤキ胴木吊り倒し

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伐採材