令和6年3月7日実施
富士見市の造園業者様より、同市内にお住まいのお客様の屋敷周辺にある幹回り380㎝(株立ち目通り各260㎝と200㎝)のケヤキ大木1株と自宅敷地内にある目通り180㎝のケヤキ1本の伐採の依頼がありました。
ケヤキ大木は自宅裏の月極駐車場の角に立っており、駐車場内へ枯れ枝の落下が目立つことや道路を挟んで向かい側に新たな住宅街ができたこともあり、落葉や落下枝対策のため伐採したいとのことでした。
また、道路に面していて道路工事による根回りの侵食でサルノコシカケが生えて腐朽して既に洞となっているため、倒木防止のためにも伐採に決心がついたそうです。
造園業者様は他にも竹や低木の伐採と剪定等も請けており、当社は駐車場のケヤキ大木のほかに自宅敷地内にあるケヤキ1本も同時に伐採を依頼されていました。
伐採木は以前に強剪定を実施している影響で多数の太い萌芽枝が生えており、1日のクレーン作業では終わらない可能性があったため、造園業者様側で可能な範囲を事前に枝下ろしいただけることになっていました。
作業日は契約の駐車車両を移動していただくほか、その日に出た発生材は全て当日中に搬出する必要があるため、クレーン作業当日に大量の枝が出ると運搬しきれないとのことで事前作業に快諾していただけました。
3月2日実施済のケヤキ大木伐採とほぼ同時期に依頼を受け、しかも両者すぐ近くのご近所様で当社への依頼元は異なるものの伐採者が同じとのことで通りが良く、作業時期もほぼ同時期に設定させていただきました。
当初は8日の施工予定でしたが雨天予報が出ていたため、当社、造園業者様、クレーン、駐車車両移動の予定を1日早めることが全者可能であったので雨天前に実施することにしました。
当社の伐採には12tクレーンを搬入して幹と太枝伐採材のみを引き取る段取りで朝から作業を開始し、先日同様に原木運搬車は積込まで地域の集会場へ止め置きました。
10m高所作業車で枝下ろしをしていただいたため、梢端部を除き作業車で届く範囲の横枝等は全て伐り下ろされており、廃棄枝は着工前にはダンプ約4台分だったものが1台で十分に載る量となっていました。
枝が少ない分9時半までに残っていた梢端部と太枝は全て伐り下ろし、11時までに根元までの伐採を完了しました。
株立ちの目通り位置から幹を伐採したため1mの株回りを別途で伐採し、大きな腐りは株回り内でほぼ収まっている分、根回りの腐朽は洞になるほど激しい状態でした。
主に主根の腐朽で洞となり、側根はほぼ残っていたので早期の倒木の危険性は大きい状態ではありませんでしたが、側部にサルノコシカケが4か所も出ていたので側根の腐朽も時間の問題でした。
午後一で原木運搬車を側道へ搬入して伐採材を積み込んで搬出し、株回りは当社のダンプに1個だけ積んで搬出しました。
枝葉の搬出処分や駐車場の清掃等原状復帰作業は造園業者様が担当し、当社は1時半過ぎに全車撤収しました。