平成29年11月22日実施
所沢市のお客様より、牧場内の牛舎近辺にある目通り190cm、210cm、245cm、280cmのケヤキ4本の伐採の依頼がありました。
牧場のすぐ横に最近できた建売戸建の住民から落葉のクレームが入り、対処せざるを得ない状況になり今シーズン限りで伐採することになりました。
ケヤキは牧場通路左右の比較的近い位置にあり、その中でも一番大きい目通り280cmケヤキは枝下6mで、通路すぐ脇の牛舎と隣り合わせで立っていました。
その他3本のケヤキは全て建売住宅側に立っており、伐採開始時には既に紅葉して一部の葉は落葉していました。
伐出条件は良い現場でしたが価値のある木が目通り280cmケヤキ1本に限られていること、他の3本は幹途中から枝が生えていることから、伐採費用を値引きして作業することになりました。
枝葉は依頼人様が処分、太めの枝はストーブの薪にするので短く切って残しておいて欲しいとのことでした。
通路は砂利道でも地盤が堅いと判断し、伐採には25tクレーンを搬入して3日間の予定でクレーンを現場張り付きにして作業を開始しました。
まず最初に目通り280cmケヤキの枝下ろしから開始し、6m付近で分かれた太枝2本残しの状態まで枝をほぼ全て伐り下ろしました。
次に目通り190cmケヤキの枝下ろしに移り、この木は小さめの枝2本を伐り下ろした後は、梢端の枝を大きい状態で伐り下ろして枝下ろしを終了しました。
昼休憩にはまだ時間が余っていたので目通り245cmケヤキの枝下ろしにも取り掛かり、枝1本を伐り下ろして午後の作業へ持ち越しました。
昼休憩後は14時までに残った枝を5回で全て取り払い、初日のこの時点で太い枝が多いケヤキ3本の枝下ろしを完了しました。
ひと段落ところで予報通り雨が降りそうになってきたので、最初に枝下ろしを完了した目通り280cmケヤキの伐採に戻り、伐り倒してこの日の作業を終了することにしました。
残していた太枝2本を胴切して伐り下ろし、全幹状態にしてから吊り伐りして伐採しました。
根元にコンクリートが巻き込んでいたので10cm程高い位置で元伐りし、牧場という環境から多少ながらも元腐れがあると予想していましたが、伐り倒したところ珍しく中身は無傷でした。
今日は伐採材の搬出は行わず、クレーンと伐採材を通路の脇に寄せて作業を終了しました。
明日以降は枝下ろしを完了している目通り190cmと245cmケヤキの元伐り、目通り210cmケヤキの枝下ろしからの伐採、細いケヤキ1本とムク1本の伐採を行います。