平成28年7月7日実施
西東京市のお客様より、自宅屋敷内にある目通り8.7尺、9尺、10.3尺のケヤキ3本の伐採の依頼がありました。
ケヤキ2本の根張りが隣地に侵入しており、その隣地は今は空地になっているものの来月から宅地造成が開始されるとのことでした。
造成されることに伴い、境界にブロック塀を設置するためケヤキが邪魔になること、住宅建設のため落葉の対策を求められていたとのことで伐採することが決定しました。
依頼人様よりご依頼をいただき、当社としてもこの空地を利用できない場合はケヤキを材木として搬出することができないので、非常に良いタイミングでした。
目通り8.7尺と10.3尺のケヤキは幹より細枝が大量に生えており、目通り9尺のケヤキは元に空洞があることが確認されていました。
マイナスポイントはあるものの木質が良く太く、鉄板を使用せずに空地を利用して伐採することが可能となったので、ケヤキを買取させていただくことができました。
また、ケヤキを伐採するにあたって木の周辺の藪や、母屋の横にあるカシ4本の伐採も同時に依頼されています。
本伐採に先駆け、昨日6日にケヤキ周辺の藪除伐、ケヤキ根回りの土の除去等の事前準備作業を行いました。
本日よりケヤキの伐採を開始し、工期短縮のため伐採を度々お世話になっている空師さんに協力を依頼し、当社では材搬出と枝葉処理に専念することにしました。
朝一番より25tクレーンを搬入し、目通り9尺のケヤキより伐採を開始しました。
枝を取り払った後に3番玉を胴切し、元木は空洞や幹曲りがあるため長さ11mの状態で伐り倒してから2分割に造材しました。
午後より目通り10.3尺のケヤキ伐採に取り掛かり、午前同様に枝を取り払ってから胴切をしました。
目通り9尺のケヤキとは異なり、こちらのケヤキにはクレーンを接近させることができないため、胴木は全て胴切をして伐採しました。
胴木は細枝や幹曲りの位置を考慮して、元木は約4m、2番玉は約5m、3番玉は約3mの長さで3分割胴切しました。
本日は大きい方のケヤキ2本を伐採して作業を終了し、ほとんどの原木丸太は当日中に搬出しました。明日は目通り8.7尺のケヤキとカシ4本を伐採する予定です。
伐採木(左:目通り9尺ケヤキ、中央:目通り10.3尺ケヤキ、右:目通り8.7尺ケヤキ)