平成28年7月8日実施
西東京市でのケヤキ伐採の続き記事です。
本日は昨日に引き続き、残りの目通り8.7尺ケヤキの伐採と追加で依頼されていたカシ4本の伐採を行いました。
このケヤキにもクレーンを接近させることができず、さらに作業半径が遠いので最大荷重2.5t以下の大きさで伐り出す必要がありました。
枝をなるべく大きい状態で伐り下ろし、胴木は4分割で胴切をして伐採しました。
この木は幹からの枝が多く生えていたので、胴切時は3mや4mの定尺で伐らずに節や曲りの位置を優先して伐採しました。
幹から生えた枝が多く、処理に時間がかかったので1本を伐採するために午前丸々を費やしました。
午前の余った時間にクレーンをカシを伐採する位置へ移動し、午後より作業を開始して4本のうち3本は細かったので丸吊りで伐採しました。
1本は比較的大きい木で、枝を数回吊り下ろした後に地上5m付近で二又になっている太枝を2本とも吊り伐りました。
クレーンからカシまでの距離が長く、2t程度しか吊れないため胴木は2.5m程度の長さで2分割胴切をしました。
胴切したところ2番玉の芯は以前の枝下ろしの影響から腐り始めており、元木の元側は根からの腐食で空洞となっていたので両方800kg程度しかないとのことでした。
2日間で本伐採を終了し、昨日残した胴木の一部と本日伐採した胴木や太枝は当日中に搬出を完了して、残すは廃棄処分する枝葉のみとなりました。
当社より現場が少々遠く、作業場所が広いので、枝葉は大型トラックを3台手配して直接処分業者への引き渡しと運搬を依頼しました。
ブロック塀設置に伴い支障となるケヤキの根張り除去、藪の除伐、カシの追加伐採、その他伐採残材の追加処分等を行ったため、最終的には総工費を相殺させていただきました。
また、今年4月に小平市でケヤキを伐採したお客様と同様に、伐採材で記念になるものが欲しいとの要望があったので、目通り9尺ケヤキの元木を20cm程の輪切りにしてテーブルを制作させていただくことになりました。