2025年03月08日

東京都青梅市 神社境内の御神木タブ大木、サカキ大径木3本の伐採

令和7年3月7、8日実施

青梅市の造園業者様より、同市内の神社境内にある目通り300cmの御神木指定タブとサカキとしては大径木の部類にあたる3本の伐採の依頼がありました。

道路新設に伴う神社社殿の移設により、現社殿周辺にある樹木が支障となるために伐採されることとなりました。

工事の進行や元請側の都合で3月7~13日までの間に必ず伐採することが条件で、急に決定したことから造園業者様側ではその期日には対応不可とのことで当社へ依頼がありました。

当社でもその時点で既に指定期間内でクレーンの予約が不可となっており、その他事情により当社空師の都合にも不具合があって当初対応できるか微妙な状況でした。

同業仲間にも応援を依頼しましたが、その時点で土曜日に限り1日であれば対応可能とのことでしたが、2日工期のため対応不可でその他の方法を模索していました。

山師仲間の1人が丁度3月7、8日であれば対応可能とのことで、当社の枝払い人員は当初より確保できていたので山師仲間が空師を担当し、当社作業員と共に作業することになりました。

期日を指定されている以上は雨天中止ができないため、雨天でも作業を強行せざるを得ない都合上、工期に余裕を持たせて2日作業を条件としました。

クレーンは当社側で手配できなかったので山師仲間に自身の指定クレーンを手配していただき、16tクレーンを搬入することにしました。

着工前日の6日に階段上の2本のサカキの間にあった石鳥居の撤去が予定通り実施され、伐採の支障となる障害物が無くなりました。

6日より神社隣接の月極駐車場の契約車両は工事車両搬入のために移動が実施され、伐採工事期間中は夜間も含め全面を自由に使用できることになっていました。

7日朝からクレーン等を搬入し、天気が晴れたことで順調に作業が進み、サカキ3本の伐採とタブは幹残し状態まで伐採を完了しました。

枝葉と太枝の処分は造園業者様側でパッカー車とユニック車を持ち込んで積込搬出し、幹類は翌日まとめて当社で引き取るように集積しました。

8日は幹残しタブの伐採を実施し、2番玉伐採材は地元の2者が持ち帰りたいとのことで、そのうちのテーブル制作者が作業中に材を引取に来たのでクレーンで積込しました。

元木から2番玉途中までには樹幹内に予想よりも大きい空洞が見られ、御神木とはいえ実際には安全上は早期に伐採すべき状況となっていました。

タブの元木、3番玉、4番玉とサカキ3本分の幹伐採材は当社で引き取って搬出し、昼前で当社の作業は終了してその後は造園業者様が原状復帰作業をして全作業を完了しました。

伐採木

サカキ全木吊り伐り

サカキ枝払い

タブ梢端吊り伐り

タブ横枝吊り伐り

タブ3番玉胴切

タブ2番玉胴切

タブ元伐り

元木吊り倒し

伐採材搬出