2016年02月10日

埼玉県三芳町 町道脇のケヤキ並木8本の買取伐採

平成28年2月10日実施

三芳町の空師さんより、昨年末に施工した同町内のケヤキ並木16本の伐採に引き続き、同現場内の個人様の塀と町道の僅かな間にあるケヤキ並木8本の伐採の依頼がありました。

以前に枝下ろしをしていて新たに伸びた枝は比較的少ない状態でしたが、立木の管理が若い世代の重荷にならないようにと前回の並木を伐採する際には決められていたそうです。

木は目通り5尺前後と細い部類ですが太さに対して古木であり、梢端部が既に枯れていたり、新たに枯れ始めていたりして道路へ落下する危険性が非常に高い状態でした。

こちらも当社が伐採して胴木を買い取ることで伐採費用を値引きし、空師さんが道路使用許可等申請の手続きと枝葉の搬出処分を行いました。

伐採する木は全てにおいて、幹の下部より細枝が生えているうえ複雑に曲っており、3本は元に腐りや穴があり1本は細くて薪材同然でした。

クレーン作業を1日で終わらせるため、前日に22m高所作業車を使って道路へはみ出している(クレーンの支障になる)枝、幹から生えている細枝等を先行的に処理しました。

公道上での作業のため、胴木・発生材ともに置いておくことができないので当社が伐採して空師さん組が枝搬出を並行して行い、工期短縮と交通への影響を最小限にしました。

胴木伐採にあたっては、25tクレーンを使用すると旋回時に後部が対向車線へ大きくはみ出すため、16tクレーンを使用しました。

半数のケヤキは前日までに枝下ろしが完了していましたが、残りは高所作業車での枝下ろしが難しい太枝であったのでクレーンで吊り伐りをしました。

伐採後の枝や胴木はクレーン前方の道路へ寝かす必要があるため、降りてきた材の元に玉掛をしてユンボでの牽引により使用車線内へ正確に寝かしました。

道路上の作業では荷降ろしの都合上、20m級高所作業車が使いにくいため全ての玉掛作業を当社の空師が木に登って行い、枝切り離しのみ11m高所作業車を使用しました。

胴木造材後は3台のトラックへ積込んで当日中に全て搬出し、空師さんの協力の下2日間で全作業を完了しました。

材は曲りの都合上3m~4mに玉切る必要があり、かろうじて無節の材が採れた木は元木短幹材の5本だけでした。

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伐採木(小枝等処理前)

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伐採木(小枝等処理後)

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太枝吊り伐り①

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太枝吊り伐り②

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枝吊り下ろし

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元伐り

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胴木吊り下ろし

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造材・積込

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全木吊り伐り

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全木吊り倒し