2015年12月04日

埼玉県川越市 屋敷内のカシの伐採

平成27年12月4日実施

11月28日に川越市内で実施したクスノキの枝下ろしをしたお客様の目の前の家のお客様より、自宅敷地内の蔵の横にあるカシの伐採の依頼がありました。

このお客様はクスノキの枝下ろし作業を行っていることを知って現場に見に来られて、そのままカシの伐採を当社へ依頼してきました。

大風が吹くと木が大きく揺れ、さらに木から唸るような音がして怖かったそうです。

カシ1本の伐採でクレーンを使うにはもったいないようですが、木の周辺には蔵、母屋、納屋等があってそのまま伐り倒すことはできませんでした。

木は屋敷の中庭のような場所にあって、周りは塀や建物に囲まれていて木のすぐそばに小型重機どころか軽トラでさえ入れることはできません。

伐採した幹や枝を搬出しなくてはならないので、敷地内で細かく伐ってしまう訳にはいかないのです。よって、クレーン等で車両が横付けできるところまで発生材を出す必要がありました。

幸いなことに家の裏には農道が通っており、農道を挟んだ裏の畑は依頼人様の持ち物であったので、農道の路肩~畑に鉄板を敷いてクレーンの作業位置を確保しました。

鉄板はクスノキの現場で使用していたものを移動し、その現場が終了した時点で当現場への鉄板の移動と敷設を完了しました。

木をなるべく大きな状態で吊り伐りたいので、クレーンは可能な限り大きい機械(25t)を搬入しました。

当社の高所作業車が横付けできない現場でしたので、久しぶりに木に登って枝下ろしを行いました。

25tクレーンでも木の直上にフックを下ろしてみると3t少々しか吊れないとのことで、大方の枝を取り払ってから幹を1回で丸ごと吊り伐ることにしました。

伐り離された枝葉と幹は農道上へ下ろされたのち、即座に処理されトラックも若しくはダンプに積み込まれ当日中に全て搬出しました。

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伐採木

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クレーンの作業位置

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枝吊り伐り

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幹伐採用の玉掛

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元伐り

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全幹吊り出し