平成30年7月4日実施
狭山市の土木解体業者様より、入間市内の個人様屋敷内にある目通り320cmのケヤキ大木の枝下ろしの依頼がありました。
5日に接近する台風7号による枝折れを大変心配し、時期が悪いにも関わらず取り急ぎ強剪定をして欲しいとのことでした。
昨日も同様に枝折れ対策としてカシ2本の剪定を当社の13m高所作業車で実施しており、昨日の今日というかなり急遽な依頼でも何とか対応して欲しいとのことでした。
丁度、土木解体業者様が隣地の造成工事を施工しており、今のうちに鉄板を敷けばクレーンが搬入可能で、枝の吊り下ろしスペースも十分に確保できる状況でした。
昨日の朝に作業の実施が決定し、すぐさま土木解体業者様はクレーンの手配と鉄板搬入敷設して本日の作業に備えました。
近年中に依頼人様敷地全体も造成工事が予定されており、このケヤキも伐採する予定であることから枯れても良いくらい枝は取り払ってもらいたいとのことでした。
現場状況でクレーンの大きさには制限はないため、なるべく枝を大きい状態で吊り伐るために25tクレーンを手配してもらっていました。
台風の接近により風が強まりだしていたので、枝が風に煽られてクレーンの配線類への接触を防ぐために予めジブを拡張して作業を開始しました。
ジブを拡張しても2t以上の吊り上げ能力を確保できることから、当初の予定通りに太枝は丸々吊り伐りすることにしました。
可能な限り幹の枝分かれに近い位置から伐り離してもらいたいとのことで、足場を残す位で伐れたので切断時は足場が安定していて作業が容易でした。
当社の地上作業員が3名、土木解体業者様の地上作業員が4人、ハサミ付きユンボが2台いましたがそれでも枝払いと枝葉積込が間に合わず、枝を吊り下げたまま待機することが度々発生していました。
作業開始50分で7本の太枝を伐り下ろし、休憩と枝片付を挟んで残り4本の太枝を伐り下ろして11回の吊り伐りでケヤキを丸坊主にして、11時にはクレーン作業が全て終了しました。
枯れても良いとは言われても当社としては枯れて欲しくないので、可能な限り新たに生えたような細枝を残して少しでも生き残れるようにしました。
伐採した枝葉は土木解体業者様が処分し、太枝は当社で引き取りました。
今後の造成工事も土木解体業者様がすでに受注しているようで、このケヤキを含む他立木の伐採も今後当社で施工する予定です。