令和3年3月19日実施
さいたま市でのケヤキ大木等伐採の続き記事です。
2日間で境内奥での伐採作業を終了し、3日目より広場の大木伐採のため25tクレーンを搬入してケヤキ大木2本の枝下ろしから作業を開始しました。
以前にも造園業者様が境内に25tクレーンを搬入しており、広場の中でも車が頻繁に出入りしている箇所は25tクレーンでも一切沈下することはありませんでした。
目通り360㎝ケヤキの枝下ろしから取り掛かり、住宅が近いので8時半以降から作業を開始して1時間少々で枝下ろしを終了しました。
幹途中から生えた太枝を削ぎ落としたところ付け根にも樹幹内からの空洞が出現し、内部を覗くと幹は土管のように肉薄な状態になっており、予想よりも激しい腐食となっていることがわかりました。
休憩を挟み、昼までに目通り370㎝ケヤキの枝下ろしも完了して、午後からは昨日残した目通り350㎝ムクの元木伐採に取り掛かりました。
神社の創建が1700年過ぎとなっており、樹形も含め創建当時に植えたものではないかと樹齢は300年と予想していましたが、太枝の年輪から少々若く250年程度と推定しました。
広場の伐採木周辺は雑踏が多く、子供の遊び場にもなっている影響から木の根張りには石や砂が詰め込まれており、切り株を低い位置で切れないことを了承していただいてから伐採しました。
地面からある程度高い位置でチェーンソーを入れてもすぐに異物を伐ってしまったようで、切削速度が落ちて非常に手こずりながらもムクを吊り倒しました。
チェーンソーの刃も切れなくなり、伐採材もちょうど原木専用運搬車1台分となったことで、かなり時間が早いながらも3日目の作業を終了して撤収しました。
帰社後には切れなくなった90㎝のチェーンソー等の目立てが待っており、周囲が暗くなるまで刃の修正には時間がかかりました。
元々は追加作業無しの伐採では3日間で伐採自体は終了する予定となっていましたが、ケヤキ大木の搬出には原木専用運搬車2台以上を持ち込む必要があったので、4日目を搬出の日として確保していました。
このため、3日目までに無理矢理伐採する必要がなかったので早上がりとしました。