2020年11月11日

埼玉県さいたま市南区 屋敷内のケヤキ5本等の伐採(2)

令和2年11月10、11日実施

さいたま市南区でのケヤキ伐採の続き記事です。

クレーンの設置位置の関係から、初日に引き続き隣人様の残り2本のケヤキとシュロや竹などを10日午前中に伐採して、隣人様分の作業を完了しました。

午後は依頼人様分の伐採を再開し、母屋裏のケヤキ3本の枝下ろしをしてダンプ1台分となる量を考慮しながらチップ化し、満載となったところで枝下ろしを中止して2日目の作業を終了しました。

伐採材は隣人様分の5m材で2本しか伐採しなかったので、それらは別のトラックに積み込んで搬出しました。

本日11日は3日目で伐採最終日となり、クレーンを13tラフターに入れ替えて母屋裏にクレーンを搬入してケヤキ3本等の胴木伐採に取り掛かりました。

母屋裏は整地するまで浄化槽が埋設されており、ケヤキ伐採と物置設置のために撤去したことで地盤が他よりも柔らかいと思われていましたが、多少の轍ができた程度でクレーンが進入できました。

解体整地を行った業者様へ当社より、ミニラフターとトラックが敷鉄板無しで搬入できるくらい地盤を強固に転圧をしていただくように申し付けてありました。

その甲斐と整地後約2ヶ月を待ったことで地盤が安定し、クレーンが埋まったりプラシキを多用したりすることなく作業を進めることができました。

伐採材を可能な限り用材として再利用できるように伐出するため、昨日のうちに幹下部の萌芽枝等を除去して胴木の状態をよく確認できるようにしてありました。

母屋裏が通路となり、クレーンが可能なところまで進入したことで3本とも胴木を全幹で吊り伐りすることが可能となり、吊り倒してから欠点を確認して造材しました。

目通り180㎝ケヤキは節があるものの、曲がりの小さい長尺材であったので7m材に造材して搬出することにしました。

ほかの2本は節だらけのため3~4mに造材し、低木類も伐採して伐採材は母屋裏から一旦母屋脇まで吊り出してクレーンも積込のため母屋脇へ移動しました。

トラックは母屋の玄関前までしか進入できないので、伐採材を積み込む際は材とクレーンを交互に移動させて母屋裏から搬出しました。

15時までに全ての積み込み作業が終了し、全車撤収して所定の伐採作業を全て終了しました。

伐採発生材は各日とも騒音等のクレーム無くチップ作業と伐採作業を同時進行したことで、全て当日中に粉砕~積載~搬出が完了していました。

当初、枝葉等は無加工で搬出する予定でしたが、急遽チッパーを使用できたことで運搬台数を大幅に削減することが可能となり、その分の工期を短縮することができました。

強剪定した影響で全てのケヤキが幹から萌芽枝が胴吹きし、大きさの割に樹齢が経っているので木としては質の良いものでしたが、買取までには該当しなかったので無償引き取りとさせていただきました。

翌日に各種養生板、ユンボ、チッパー、発生残材を引き上げて全作業を終了します。近々、依頼人様のご紹介でご近所の知り合いの方のケヤキも伐採する予定です。

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隣地細ケヤキ伐採(10日)

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目通り180㎝ケヤキ枝吊り伐り(10日)

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チップ作業

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13tクレーン搬入

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目通り180㎝ケヤキ全幹吊り伐り

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目通り180㎝ケヤキ全幹吊り倒し

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目通り150㎝ケヤキ全幹吊り伐り

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目通り190㎝ケヤキ全幹吊り倒し

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7m材積込

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伐採材