2020年9月
東京都西東京市 屋敷内のケヤキ大木等6本の買取伐採(2)
令和2年9月30日実施
西東京市でのケヤキ伐採の続き記事です。
昨日は16tクレーンで可能な範囲を全て伐採し、本日は13tクレーンに機種を変更して母屋に近い位置にあるケヤキ2本とカシ1本を伐採するだけになっていました。
昨日伐採した目通り310㎝ケヤキと以前に倒木した目通り300㎝超ケヤキの間の通路を跨いでクレーンを中庭へ搬入しました。
クレーンを可能な限り伐採木に接近させ、目通り150㎝ケヤキは枝付きの全木状態で吊り伐りして伐採しました。
続けて目通り230㎝ケヤキの伐採に取り掛かり、クレーンの作業能力から一旦中段切りする必要があるので、幹の状態を確認するために萌芽枝を伐り落としました。
胴切位置を確定して胴木を2分割で伐採し、休憩を挟んでカシも全木状態で吊り伐りして所定の伐採作業を終了しました。
本日は伐採材を2台搬出する必要があるので、すぐさま伐採した材を積み込んで当社貯木場まで1台目を搬出しました。
昼休憩を挟んでトラックが戻るまでの間、伐採枝の積込、現場内の清掃、残す細ケヤキの剪定をして2台目の伐採材を積み込み完了と同時に撤収できるように待機しました。
14時半前にトラックが戻り、昨日伐採した目通り310㎝ケヤキの胴木伐採材2本を積み込みました。
最終的な清掃と確認をするためトラックとクレーンを搬出して、最終確認後残りも撤収して15時半過ぎに全作業を終了しました。
先週より今シーズンの伐採を開始し、例年通り既に多数の伐採のご依頼をいただいております。
今年は大型の台風が首都圏を直撃していないので倒木処理に追われることはありませんでしたが、台風での倒木や落下枝が怖いとのことや心配だといったご相談が年々増えております。
今回の伐採をもってお客様の敷地にはシンボル的な大木が無くなってしまいましたが、ケヤキの伐採時期を前倒して台風が襲来する前に施工できたことで大変喜ばれておりました。
東京都西東京市 屋敷内のケヤキ大木等6本の買取伐採(1)
令和2年9月29日実施
先週より今年度の伐採シーズン繁忙期に突入し、シーズン最初の大木の伐採です。
過去2回に渡って敷地内のケヤキを当社で伐採しているお客様より、自宅敷地内に最後まで残していたケヤキ6本の伐採の依頼がありました。
2年前に首都圏を襲った台風24号で敷地内の目通り3m超えのケヤキが折損倒木した関係で、当社で枝下ろしして残すことにしましたが今年九州を襲った台風を見て、残してはおけないとのことで伐採することになりました。
伐採するケヤキの目通りは太さの順に310㎝、270㎝、230㎝、180㎝、150㎝で、一番細いケヤキを1本残す代わりにカシ1本を伐採することになりました。
可能な限り台風が襲来する前に伐採して欲しいとの意向があったので、ケヤキの伐採シーズンとしては多少早いものの9月中に施工することにしました。
今回3回目で最後の大木伐採となり、ケヤキの相場が良くない状況ですが1日分の伐採費に相当する金額で買取させていただき、総工費から値引きさせていただきました。
目通り230㎝、150㎝ケヤキとカシは母屋へ通じる幅2mの通路を越えた先にあるためミニラフターでしか作業することができず、大木の伐出には16t以上のクレーンが望ましい状況でした。
根元には確実に穴があることを想定していたので、大木類は25tクレーンで全幹で吊り倒してから造材したいところでしたが、進入には鉄板敷設が必要となるため費用面から16tクレーンでの作業としました。
16tクレーンは常口から入ったところのアスファルト敷の庭までしか進入できないため、初日に16tクレーンで大木類を伐採して、2日目に中庭へ13tクレーンを搬入して残りを伐採することにしました。
初日は目通り310cmケヤキの伐採から取り掛かり、以前残した太枝を2回で伐り下ろしてから胴木は2分割にして伐採しました。
曲がり具合など他の欠点を考慮した結果、当初は3分割での伐採予定から2分割に変更して両者ほぼ6m材としました。
根元にはツゲ等の植木がケヤキに巻き込まれて生えていることや、以前倒木したケヤキの切株の高さと左右対称になるようになるべく高い位置で元伐りして欲しいとのことでした。
9時半までに目通り310㎝ケヤキの伐採が終了し、休憩を挟んで残す細ケヤキの上部3mを倒木防止のために詰めました。
午前のうちに目通り270㎝、180㎝ケヤキを元木残しで上部を伐り下ろし、午後は両者の元木を伐採して積み込みました。
初日の伐採材だけで約20tを産出したので、目通り310㎝ケヤキの胴木と他一部を残して搬出し、残りは明日中に全て搬出して作業を終了する予定です。