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2019年12月

埼玉県富士見市 屋敷裏のケヤキの伐採

令和元年12月21日実施

富士見市の方の紹介により、同市内のご近所にお住まいのお客様の屋敷裏にある目通り200cmのケヤキの伐採の依頼がありました。

近隣に建売住宅ができたことで落葉への配慮や、ご高齢の依頼人様が昔に苗をもらってきて植えた木のために終活の一環としてご自分の代で処分したいとのことでした。

ケヤキは依頼人様の自宅敷地内の奥にあって、周囲は蔵や母屋、垣根や田んぼに囲まれていて重機が近寄れる状況ではありませんでした。

屋敷内へ続く常口は狭く、最初に訪問した際には庭へ入る箇所が垣根で特に狭くなっており、4t車クラスの車両では両サイドを擦らないと庭へ入ることができませんでした。

また、そのちょうど狭い箇所付近の地面のすぐ下には水道管が通っており、重い車両にはおそらく耐えられないとのことでした。

屋敷内へクレーンを搬入することが難しいと依頼人様と紹介者様は想定していたようで、ケヤキの脇を通る公道を通行止め道路使用を申請して敷地外より大掛かりな作業することを考えておられました。

道路使用許可を申請して作業するためには申請等の事前準備が必要となるので、敷地内から作業できないかと計測したところミニラフターであれば物理的に搬入は可能でした。

また、敷地内でクレーンを設置する位置から伐採木までの距離を測定したところ、枝だけは吊り伐れる作業能力を確保できることも判明したので12tクレーンを使用することにしました。

伐採発生材のうち幹や太枝材は当社で引き取って欲しいとのことで、枝葉等はチップ化して母屋の裏に散布してもよいことになっていました。

敷地内へクレーンや伐採材を積んだトラックを搬出入する際、水道管の通っている箇所の養生は厚ベニヤを重ねて対応できるので手軽に車両を搬入することができました。

予め依頼人様側で通路脇等にある垣根や植木を剪定してあったので、トラックは垣根で両サイドを擦ることなく常口通路の道幅ギリギリで搬入しました。

クレーンを設置する場所の地盤も沈下防止のために厚ベニヤを敷いて搬入し、ジブ2段拡張して伐採に取り掛かるまでの段取りで約1時間を要しました。

吊り伐った枝は直下の狭い場所に吊り下ろす必要があり、次の枝が下りて来るまでに枝払いとチップ作業を同時並行する必要がありました。

樹上作業、枝処理作業、チップ作業の連携と迅速な対応が特に必要な現場であると想定していたので、当社からは6人の作業員を用意していました。

増員のお陰でどの工程でも作業が止まることなく、作業開始後は2時間掛からずに全ての枝を伐り下ろし、昼までに太枝材の搬出積込と枝葉のチップ化作業は終了しました。

胴木はクレーンで吊り伐りするためには長さ1m程度の細切れにする能力しか確保できていないので、伐倒してから元木で3m材を採った上でクレーンで引き摺って搬出しました。

14時までに胴木の伐採と伐採材の搬出と積込が終了し、14時半過ぎにはクレーンの搬出と厚ベニヤの回収が終了して全作業を終了しました。

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伐採木

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クレーン搬入

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クレーン設置

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枝吊り伐り

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枝葉チップ化

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太枝材吊り出し

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胴木伐倒

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元木引き摺り出し

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元木吊り出し

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伐採材積込

11月に当社のチッパーが重要部欠陥(フレームやブラケット等にクラック発生)によりクレーム修理へ入り、3週間待っても修理が全く終わらない状況でした。

今週前半に修理完了が来年1月末頃との連絡があって当社の予定が大幅に狂い、ほとんどの現場がチッパー不在で延期もしくはキャンセルせざるを得ないことになっていました。

18日にリース機が見つかって20日中の引き渡しがギリギリ可能であることが確定したので、本作業は延期せずにお客様へご迷惑をおかけすることなく作業を完了しました。

その代わりメガソーラー発電所関連の伐採ではチッパーを使用する最後の工程が間に合わず、枝葉処分費用を当社が負担して元請側に処分を依頼することとなりました。

11月6日から続く作業も12月6日で最後のチップ化作業を残すところまで終了しており、リース機が来ても工期には間に合わないので協議の上12月20日付で決着しました。

埼玉県狭山市 空地脇のケヤキ大木等の伐採

令和元年12月18、19日実施

狭山市にお住まいのお客様より、自宅に隣接していて野原となっている空地の脇にある目通り370㎝のケヤキ等の伐採の依頼がありました。

伐採木は空地と住宅地が隣接している野原の端に立っており、住宅の上に枝が伸びて被っている木や、目通り370㎝ケヤキは携帯電話会社2社の電波塔に接触する寸前となっていました。

近年の強力な台風で住宅の上に枝が折れたり、万が一倒れてしまったりすることや、携帯電話の電波塔にも万が一に枝が折れて破損しては大きな問題となるため、全ての立木を伐採したいとのことでした。

今年3月に自宅脇にあるクヌギ林の伐採及び剪定と同時にご依頼をいただき、クヌギ林の方は4月に先行して伐採を施工していました。

ケヤキを材として伐採するにはご依頼をいただいた時点では既に時期が遅く、依頼人様は11月末以降の施工を当初よりご希望されておりました。

伐採材は目通り370㎝ケヤキも含め、搬出せずに空いているところに短く切って積んでおいてもよいとのことでしたが、元木だけはもったいないので搬出することにしました。

ケヤキは太いものの枝下高が低く、樹齢が少々若いことが予想されていたので、伐採費用は依頼人様にご負担いただいて伐採後の搬出積込費用は当社の負担にて作業させていただくことになりました。

伐採木は空地と接する道路からは約50m奥に立っており、クレーンを使用するにはその分の敷鉄板が必要となるため、伐採木は全て空地に向けて伐倒するようにしました。

伐倒する際の補助や目通り370㎝ケヤキの胴木を道路の脇まで搬出するために、13tクラスのユンボをレンタルして投入しました。

リース会社より前日夕方にレンタル機を搬入したいとのことで、鍵の受け渡しと立会いを兼ねて当社のユンボも同時に搬入しました。

18日朝より作業を開始し、まずは目通り370㎝ケヤキを伐倒するにあたり、下敷きや障害となるケヤキ、エノキ、ムク、フジキ、その他小径木を伐採しました。

レンタル機はバックホーで借りているので、少しでも元木の長さが長く採れるように根回りを掘り下げ、最後は手作業で根張りの間から土を穿り出して除去しました。

10時までに障害木の伐採と目通り370㎝ケヤキへチルホール用の台付ワイヤの設置も完了し、休憩を挟んで伐倒作業に取り掛かりました。

根回りを掘り下げたために根張りが大きく蔓延るようになったので伐倒する前に除去し、3tと1.6t曳きチルホールで空地側へ曳き倒しました。

枝張り状況から胴割れは避けられたものの、二又から上の胴木太材は裂けて製材としての再利用が不能となったので、全て現地残置の対象となってしまいました。

昼までに玉切造材が終了して搬出可能な状態になり、午後は道路の脇まで胴木を搬出したり、枝払いや残置する材の集積をしたりして初日の作業を終了しました。

19日の作業2日目は隣接する住宅の上に枝が被っているケヤキ等の伐採と、目通り370㎝ケヤキの胴木の積込搬出をする予定でした。

住宅に枝が被ったケヤキはユンボで曳いて空地側へ伐倒し、伐採作業と伐採材の枝払い集積で午前中一杯かかりました。

目通り370㎝ケヤキの胴木を積み込むために、19日午後以降の指定でクレーン屋さんの間合い都合で16t以上のクレーンを手配してあり、13時半に16tクレーンが現着しました。

17日のユンボ搬入時、クヌギ林内のクヌギ1本が大風の影響で他のクヌギにもたれ掛かっているのを発見していたので、クレーン搬入と同時に伐採して撤去しました。

その後は目通り370㎝ケヤキの胴木をクレーンでトラック荷台の中央に積込み、両サイドにクヌギやフジキの伐採材を差し込んで積荷を安定させて全作業を終了しました。

ケヤキの胴木1本だけで5.2tもあって、16tクレーンでも初めに吊り上げる際には位置が遠くて荷重オーバーし、積込みには少々大変な面がありました。

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伐採木

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チルホール準備

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元伐り

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伐倒

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伐倒後

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玉切後枝払い

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ケヤキ元木地曳搬出

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ケヤキ元木積込

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伐採材搬出

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施工後

 

東京都青梅市 「銘木・超長尺材」長さ14mケヤキの伐採及び特殊搬出運搬作業

令和元年12月8日実施

当社が利用しているラフタークレーンリース会社の社長様を経由して、そのお客様の造園業者様より青梅市内でケヤキを3本伐採するので伐採材を処分してほしいとの依頼がありました。

材を確認するために住所から現物を確認したところ、伐採の依頼人様は当社の知り合いであり、製材の方で付き合いのある当社のお客様でもありました。

伐採するケヤキ3本のうち1本が非常に希少価値の高いケヤキで、そのようなことを関係者の方々は知る由もなく、ゴミ同然の扱いで伐採されようとしていました。

このケヤキは目通りが200㎝で枝下は13m、全幹で14mもあり、根元から10m位の位置で多少は曲がっているもののこのような12m以上を無傷で採れる材は非常に珍しいものでした。

また、目通り2mクラスに対して比較的ゆっくり育っている木のため、根元から枝下まで太さが大きく変化していない点からも非常に希少な材でありました。

特殊条件な材のため、このまま長材で伐り倒して搬出しなくては木にとって不名誉なことであるので、当社では100%生かして伐採するようにクレーン屋さんと造園業者様側にお願いしました。

しかし、立地条件が悪くて20tクレーンでは全幹吊り倒しは不可能とのことで、両者ともに長尺材での伐採はできないと断られました。

このケヤキを2分割ないし3分割にされる姿を目の当たりにしたくないため、関係者全員を説得して伐採権を移譲してもらい、当社で伐採搬出費用を全額負担の上で作業させていただくことが可能となりました。

以前に別の業者が鉄板を敷いてフルサイズの35tクレーンを搬入していることを知っていたので25tクレーンでの作業も可能でしたが、路盤を完全に養生する必要があるため小さいクレーンで伐採することにしました。

紹介者のクレーン屋さんは25tクレーンでも厳しいとのことでしたので、メインで利用しているクレーン屋さんに依頼して16tクレーンと12tクレーンの2台を搬入して作業することにしました。

また、伐採材を後日トレーラーに積み替えるまで当社貯木場で保管するため、クレーン屋さんの運送部門にもご協力いただいて事前に長尺材運搬へ備えた車両も手配しました。

現場内へトレーラーを搬入して積み込むことは物理的に可能でしたが、アスファルトの陥没防止や配車予定日の雨天中止によるキャンセルを避けるために、伐採日と出荷日は余裕を持たせて別々に設定しました。

伐出作業はクレーン2台と運搬車両を確実に揃えるために、関係者各位に日曜日での作業に対応していただきました。

当日は朝より16tクレーン、12tクレーン、運搬車両を3台同時に現地へ手配し、厚ベニヤを敷いてアスファルト面を養生し、クレーンと車両を設置しました。

伐採予定のケヤキ3本のうち2本は11月中に造園業者様が伐採しており、その際に長尺ケヤキの枝も全て除去してもらっており当社が伐採する際には廃棄物が一切出ないようにしていただいていました。

クレーン設置完了後、全幹吊り伐りするために幹上部へ玉掛けをして、そのまま元伐りを行って伐採は終了しました。

長尺材を16tクレーンで吊り倒していくには作業能力と吊り倒すスペースが足りないため、ここで奥に待機していた12tクレーンが吊り倒しに合流して16tクレーンをサポートし、空中で長尺材を吊り倒しました。

伐採材はここで造材等する必要がないので、一回も地面に下ろすことなくそのままの状態で運搬車両へ積み込みました。

ここまでの作業は1時間半掛からずに終了し、当社貯木場でもクレーンで荷下ろしするために10時前には全車貯木場へ向けて現場を出発しました。

16tクレーンと12tクレーン2台での荷役作業ですが実際のところ伐採材の重量は3.5tしかなく、今後出荷の際は当社のフォークリフトでもトレーラーへの積込が十分可能な重量でした。

出荷するまでの間、当社貯木場にて丸太置場3列分を潰して展示しています。材の使用用途は丸桁用材となる見込みです。

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伐採木(敷地外より)

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伐採木(敷地内より)

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クレーン・運搬車両設置

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元伐り

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全幹吊り出し

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空中吊り倒し準備

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空中吊り倒し

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積込

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荷締め固定

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現場搬出

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貯木場搬入

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積降

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椪列

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伐採材

先月より取り掛かっているメガソーラー発電所関連の伐採は、追加工事や急傾斜地での作業難航により完工まで95%程となっているものの、完全には作業が終了していません。

10月からは雨天時のみを作業休業として日曜祝日もフル稼働しておりますが、ご依頼が昨年の台風被害時よりも多く、作業が追いついていない状況です。

今回の伐採では伐採材を出荷する相手先の都合、出荷する際の原木運搬専用トレーラーの手配の都合上、先約が完工する前の急遽割り込みで実施することとなりました。

~出荷~

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超長尺ケヤキ積込

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出荷材

12月14日夕方、トレーラーチャーター便にてほかの当社伐採材等を積み込んで出荷しました。超長尺ケヤキは搬入時には14.8mありましたが、造材後の出荷時の長さは約13mになりました。

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